「後ほどご報告申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「後ほどご報告申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「後ほどご報告申し上げます」について解説をします。

「後ほどご報告申し上げます」とは?意味

時間が経ってから伝えます、という意味です。

「後ほど」には、少し時間が経ったころ、あとでという意味があります。

どれくらい時間が経ったころなのか、何分、何時間という定義はありません。

数分後ということもあれば、数時間後ということもあります。

「ご報告」は、「報告」「ご」をつけて敬意を表す言い方にしています。

「報告」は、ある事柄を知らせることという意味です。

とくに仕事などを与えられたものが、その経過や結果を伝えることをいいます。

「申し上げます」「申し上げる」「ます」をつなげています。

「申し上げる」「言う」の謙譲語です。

「ご」のついた自分の側の行為を表す語につけて、その行為の対象を敬います。

この場合は、報告をするのは話し手で、報告を受ける人を敬っています。

「ます」は敬意を表す語です。

「後ほどご報告申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、今この時点で報告をするのではなく、時間が経過してから報告をするつもりであるときに使用をします。

今は詳しいことを話せないといった、何らかの事情があって、後でないと報告できないときに用いるものです。

たとえば、本社から離れた場所での任務をいい渡されたAさんがいたとします。

Aさんは任務を終えて、会社に戻るところです。

まずは会社に戻るということを、上司に伝えることにしました。

任務の結果は、会社に戻ってから詳しく伝えるつもりです。

このような場面で、「まずは帰るということだけを伝え、報告は後からします」と伝える際に、「後ほどご報告申し上げます」を使用します。

「申し上げます」「いたします」とすることもできます。

「いたします」も敬意を表す言い方なので、目上の人に対して述べても失礼にはなりません。


「後ほどご報告申し上げます」を使った例文

・『○○については後ほどご報告申し上げます』

「後ほどご報告申し上げます」の返答や返信例

すぐにでも報告を聞きたいでしょうが、今は伝えられないようです。

後で伝えてくれるので、そのときまで待っていましょう。

どうしても今すぐ知らないといけない場合は、今すぐに伝えるようにお願いをしてみてください。

無理がなければ、すぐに報告をしてくれるはずです。

報告を聞いたら、その後の指示を出すなど、何らかの行動をとることになります。

まとめ

この言葉は、今は報告せず、後で報告をすることを伝えるものです。

何らかの事情があって、今すぐには報告できないときに用います。

敬意を表す言い方なので失礼にはなりません。