畏れ多い気持ちをあらわすフレーズは、いくつか存在します。
「恐縮ではありますが」の正しい使い方を見ていきましょう。
「恐縮ではありますが」とは?
「恐縮する」とは、かしこまる様子をあらわします。
相手に申し訳ないと思う、謙遜した気持ちを例えています。
言いにくいことを伝える、クッション言葉のひとつと覚えておきましょう。
「恐縮ではありますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
訳あってこちらのお願いを、聞いてもらわなければいけない時があります。
へりくだった姿勢を見せていけるのが「恐縮ではありますが」です。
クッション言葉のひとつで、会議の日程変更、または禁煙のお願いなど、ストレートに言いにくいことを伝える時に前置きとして使われています。
お願いしたい文の前において、上品に伝えていきましょう。
「恐縮ではありますが」を使った例文
・『恐縮ではありますが、日程を変更させていただきます』
・『恐縮ではありますが、ご再考願えませんでしょうか』
・『恐縮ではありますが、当日はお車での来場はお控えください』
「恐縮ではありますが」の類語や敬語での言いかえ
似ている表現と丁寧な言い方を見ていきましょう。
「恐縮ではありますが」の類似表現
よく似た表現に「恐れ入りますが」があります。
こちらもクッション言葉のひとつで、差し出がましいお願い事をする時に前置きとして使われています。
「誠に恐れ入りますが、進捗状況をお知らせください」と仕事の進み具合を尋ねる際にも使いやすいです。
「誠に」をつけるとさらに丁寧な表現になるので、覚えておきましょう。
「恐縮ではありますが」の敬語表現
丁寧な言い方に「恐縮ではございますが」があります。
「恐縮ではありますが」に比べると、さらに上品な雰囲気が出ています。
「恐縮ではございますが、お煙草はご遠慮ください」や「恐縮ではございますが、ワンドリンクオーダー制でお願いいたします」とお願い事をする時に用いていくといいでしょう。
「恐縮ではありますが」の返答や返信例
お願いや依頼を受けたら、それに見合う表現で返していきましょう。
「ご連絡ありがとうございます。
承知いたしました」や「しかと承りました」と添えます。
まとめ
「恐縮ではありますが」を解説しました。
難易度の高い表現を学んで、敬語の達人を目指していきましょう。