「お気持ちだけ頂戴いたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お気持ちだけ頂戴いたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お気持ちだけ頂戴します」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お気持ちだけ頂戴します」とは?意味

「お気持ちだけ頂戴します」は、「相手に配慮して申し出やお誘いを断りする時の丁寧な表現」という意味です。

好意ある申し出を受けた時に、相手を不快にせずに断り、その後も良好な関係を維持する為の表現です。

「お気持ちだけ頂戴します」の成り立ちや使われるシーン

「お気持ちだけ頂戴します」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「お気持ちだけ頂戴します」の成り立ち

「お気持ちだけ頂戴します」「お気持ち+だけ+頂戴します」で成り立っています。

「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「気持ち」「心にいだく感情や考え方」という意味、「だけ」は範囲を限定する意味、「頂戴します」は動詞「もらう」の謙譲語「頂戴する」の丁寧語です。

尊敬語、謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。

「お気持ちだけ頂戴します」が使われるシーン

「お気持ちだけ頂戴します」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は「相手から協力の申し出があった時」で、既に用が足りていて、特に力を貸してもらう必要がなく、お断りする時に使われます。

2つ目は「相手からイベントや飲み会などお誘いを受けた時」で、ビジネス関係の相手からイベントに誘われたり、飲み会に誘われ、なるべく行くべきであってもあいにく先約があって行けず、仕方なくお断りする時に使われます。

3つ目は「小言がうるさい相手に対する嫌味」で、相手が筋に合わない忠告をしてきた時に、「放っておいてください」という意味で使われます。

「お気持ちだけ頂戴します」の言葉の使い方や使われ方

「お気持ちだけ頂戴します」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『魅力的なご提案ありがとうございます、お気持ちだけ頂戴します』

相手からビジネスに関する支援や協力を申し込まれたのですが、自分達の力で何とかなるので必要ないという時に使われます。

『残念ながら先約がありますので、お気持ちだけ頂戴します』

相手から飲み会やイベントに誘われたのですが、先約があって都合が悪くお断りをする時に使われます。

「お気持ちだけ頂戴します」の類語や言いかえ

「お気持ちだけ頂戴します」の類語や言いかえは以下の通りです。

「せっかくのお申し出ですが、お気持ちだけありがたく頂戴いたします」

「せっかく」を付けることで、より相手に対して「ありがたい」「申し訳ない」という意味が伝わります。

まとめ

今回は「お気持ちだけ頂戴します」について紹介しました。

「お気持ちだけ頂戴します」「相手からの申し出を断る時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。