「ご多幸をお祈りします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご多幸をお祈りします」とは? ビジネス用語【一語】

「ご多幸をお祈りします」についての解説です。

「ご多幸をお祈りします」とは?意味

「ご多幸をお祈りします」は、相手の方の幸福を願うという意味で、この文字であれば、一応丁寧語で扱われとても丁寧に相手の方の幸福を願うという意味です。

なお、この言葉は、ビジネスで使用した場合、相手側の幸福を祈るという意味になるので単なる主観の表現になるため、「御社のご多幸をお祈りします」と言った日においては、かなり失礼なことを述べています。

おそらくですが、まるで、自分たちの会社が運任せであるかに言われているのです。

「ご多幸をお祈りします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご多幸をお祈りします」は、主観を述べているため、いわば感想文のようなものであるため、企業の幸福を願うという場合、この言葉は使用しないほうが良いです。

また、面接などで、面接官が「ご多幸をお祈りします」というのもNGでこれは、面接官側が企業の面接に受かれば幸運ですねと述べており、丁寧語ではありますが、どこか対象を馬鹿にしており運でしか入社できない人物であると述べているため、「ご多幸をお祈りします」は、運任せであると連想する言葉との組み合わせはNGです。


「ご多幸をお祈りします」を使った例文

・『山田様のご多幸をお祈りします「山田という人物は」退社をする予定である』
この例は、山田という人物が退社をする予定で、退社する山田という人物に対して、幸せであるよう祈るという意味になります。

この例では、「ご多幸をお祈りします」は運任せであるという意味になっても退社をする人間であるため、運がどう運ぶかわからないので失礼には値しません。

よって、正しいご多幸の使い方です。

「ご多幸をお祈りします」の返答や返信例

「ご多幸をお祈りします」については、素直にお礼を述べるか、あえて、「運任せに聞こえる」と言って相手を非難するという方法がとれます。

いずれにしろ、普通は、素直に「ありがとう」と述べるのが良いでしょう。

まとめ

「ご多幸をお祈りします」は、主観で相手の幸せを祈るというものなので、運任せだと感じてしまう物との相性が悪すぎる言葉です。

例を挙げれば、面接官が「ご多幸をお祈りします」と言えば、どうせ受からないだろうけど、幸運であれば受かるというニュアンスに聞こえるため、この言葉は相手の神経を逆なでします。

よってビジネスにおいては、退社する人物のほか、会社ではなく、会社で働く従業員に対して使用するのが望ましいです。

会社に対して使用してしまった場合、会社の存続がまるで運で成り立っているかのように受け取られることがあり得るのであくまでこの言葉は会社本体ではなく会社で働く従業員の方々の幸福を願うという形で使用するのが望ましいわけです。

面倒だと感じた場合、この言葉はあえて封印して、成長とか、発展という言葉を使用すれば、企業であれ、人物であれ、プラスの方向に成長していることを印象付けるので、この「ご多幸をお祈りします」という相手の幸せを祈るテンプレートの文章は封印してもよいでしょう。