「ともども」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ともども」とは?
「ともども」は、誰かと一緒に行動することをへりくだって表現したものです。
「ともども」は「共々」と表記できます。
これは、自分達のことをへりくだって表現したものなのです。
たとえば「私達」とすればニュートラルな表現になります。
しかし、「私共」とすると、相手に対してへりくだった言葉遣いになるのです。
これを重ねて「共々」とすれば、相手に対してへりくだる対象が複数名存在すると分かります。
たとえば、上司と一緒に顧客を訪問するとします。
このような場合に、「明日は上司ともども訪問いたします」のように使用できるのです。
「ともども」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ともども」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが取引先を訪問することになったとします。
そして訪問時には、部長も一緒に行く予定になっていたのです。
このような場合には、「明日は、部長ともどもそちらにまいります」と取引先の相手に述べるとよいでしょう。
これにより、部長と一緒に訪問する様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ともども」の使い方に注意しましょう。
たとえば「部長ともども」を「部長と一緒に」のように言い換える事が可能です。
どちらも同じ意味で使用できますが、印象の違う表現になるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「ともども」を使った例文
「ともども」を使った例文を挙げます。
例文のように、「誰と」や「どうする」の部分を付け加えると、自然で分かりやすい表現を作り出せるのです。
・『上司ともども訪問する予定でございます』
・『部長ともども明日は訪問いたします』
・『部下ともども参加いたしたく思います』
「ともども」の類語と敬語での言いかえ
「ともども」の類語と敬語を解説していきます。
「ともども」の類似表現
「ともども」の類似表現には、「一緒に」があります。
「ともども」と「一緒に」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「ともども」の敬語表現
「ともども」を単独で敬語に言い換える事はできません。
これを敬語に刷る場合は、他の言葉を組み合わせて実現する必要があるのです。
たとえば、「部長ともどもまいります」とすれば、謙譲語の「まいる」を用いた敬語表現にする事ができるのです。
まとめ
このように「ともども」は、誰かと一緒に行動することをへりくだって表現したものです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。