「わたくし」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「わたくし」とは?
「わたくし」は、漢字表記すれば「私」になります。
そのため、漢字にしてしまうと「わたし」か「わたくし」かが分からなくなるのです。
「わたくし」は一人称として使用できます。
ただし、「わたし」と述べるよりも、フォーマルで丁寧な印象の一人称になるのです。
また、プライベートのことを意味して「わたくしごと」のように表現することもあります。
この場合は「わたしごと」のような言い方はせずに、「わたくしごと」とするのです。
なお、このような意味であれば「私事」、「プライベート」、「個人的な」などの言葉で言いかえる事も可能です。
「わたくし」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「わたくし」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの部門で会議があったとします。
その会議は、部員全員が必須で参加するものでした。
しかし、あなたは当日に有給休暇を取得する予定でした。
旅行に行くために既に航空券も確保済だったのです。
このような場合には、「わたくしごとで大変恐縮ではございますが、その日は都合が悪くて出席できません」と述べるとよいでしょう。
これにより、プライベートな用事で出席できないことを、少し丁寧な言葉で相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「わたくし」の意味に注意を払いましょう。
これは、一人称として使用することもでいますし、私事を示す言葉としても使用されるのです。
そのため、どのような文脈で使用するかによって、意味する内容が変化するのです。
相手に誤解を与えないように、的確な使いかたをするように注意するべき言葉なのです。
「わたくし」を使った例文
「わたくし」を使った例文を挙げます。
例文のように、一人称の意味や、私事の意味使用できるので、上手に使い分けることをおすすめします。
・『わたくしが荷物を持ちましょう』
・『わたくしごとで恐縮ではございますが、当日は休暇の予定です』
・『わたくしごとにはなりますが、来年結婚を控えております』
「わたくし」の類語と敬語での言いかえ
「わたくし」の類語と敬語を解説していきます。
「わたくし」の類似表現
「わたくし」の類似表現には、「プライベート」があります。
「わたくし」と「プライベート」は、同じような使いかたができる言葉なのです。
「わたくし」の敬語表現
「わたくし」を敬語表現にする事はできません。
これを敬語表現にする場合には、組み合わせる言葉で工夫する必要があるのです。
たとえば「わたくしごとで恐縮と存じます」のように使用することで、相手への敬意を示す事ができます。
まとめ
このように「わたくし」は、一人称や私事を示すために使用される言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。