この記事では「途中から恐れいります」について解説をします。
「途中から恐れいります」とは?意味
物事が行われている最中に失礼をします、といった意味です。
「途中」は、物事が行われている間、物事のはじめから終わりまでのどこか、という意味です。
空間的な意味でも時間的な意味でも使われる言葉ですが、この場合は時間的な意味で使われています。
「恐れいります」は「恐れ入る」と「ます」をつなげています。
「恐れ入る」は、相手に失礼をしたり、迷惑をかけたりすることに、申し訳なく思うことを意味します。
ありがたく思う気持ちを表す言葉でもあるのですが、この場合はその意味で使用しているのではありません。
「ます」は敬意を表す語です。
「途中から恐れいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が物事の進行している最中に間に入るときに使用をします。
たとえば、今会議が行われているとします。
Aさんも会議に出席する予定だったのですが、ある事情があって時間に遅れてしまいました。
遅れて会議室に入ると、他の人たちに迷惑がかかります。
会議の進行の間にやってきて迷惑をかけたことに対して、Aさんは申し訳なく思っています。
その気持ちをこのような言葉で表現します。
何も言わずに黙ってその場に溶け込むということもできます。
言葉を発することで迷惑になる場合は、何も言わないということもあるでしょう。
演劇を見ている途中でその場に入るときなどは、何も言わない方がよいかもしれません。
しかし、会議などの場では、謝罪の言葉がないと失礼になります。
遅れてしまった場合は、謝罪をすることが望ましいです。
その後は、迷惑にならないように静かに自分の席につくなどします。
「途中から恐れいります」を使った例文
・『途中から恐れいります。○○のため遅れてしまいました』
「途中から恐れいります」の返答や返信例
どのような場面なのかによって、言葉を返すのか、返さないのかが変わってきます。
会議が行われている途中の場合は、返答をする必要はありません。
言葉を返していると、会議の進行の妨げになってしまいます。
遅れてやってきた場合でも、その場で叱るのは望ましくありません。
会議の場には、多くの人がいることでしょう。
多くの人の前で叱責された人は恥をかくことになります。
その人にとってのトラウマとなってしまう可能性もあります。
注意をするのであれば、別の場で行うことが望ましいです。
まとめ
この言葉は、物事のはじめから終わりのどこかの部分で入り込むときに使用をします。
会議に途中から参加するなどのときに述べるものです。
途中から加わることで迷惑になるので、謝罪を述べることが望ましいです。