「ご査収いただけますと幸いです」についての解説です。
「ご査収いただけますと幸いです」とは?意味
「ご査収いただけますと幸いです」は、丁寧語で、相手の方に対して、調べてから受け取っていただけたら嬉しいですという意味です。
「ご査収」という部分が調べたうえで受け取るという意味で、「幸い」という部分が自分の嬉しさを示す言葉になります。
よって、この言葉は、丁寧語でこの言葉にさらに言葉を付け足せば、さらに丁寧語へと変化させることも可能です。
「ご査収いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご査収いただけますと幸いです」という言葉は、ビジネスにおいては、相手側に受け取る者を一度調べてから受け取ってくださいというスタンスなので、相手側が受け取りを行う際、あえて調べずに受け取るというスタンスが当たり前である、なぜ、調べるという行為を自分でわが社で行う必要があるのかと考えている場合、この言葉はつかえません。
よって、この言葉が通用するのはこちら側でも商品を調べましたが、あなた側の企業でも一応安全や信用のために商品を一度調べてくださいということが通用する企業でないと使用できない言葉です。
「ご査収いただけますと幸いです」を使った例文
・『商品を発送しましたので、到着次第ご査収いただけますと幸いです』
この例は、商品を発送したので商品が届いたら一度中を調べてから受け取ってほしいという例です。
よって、商品に問題がある場合、受け取らず報告という形で返送になります。
「ご査収いただけますと幸いです」の返答や返信例
この言葉の返答及び、返信は、相手側にあり、相手側が了承をした場合、「わかりました」という言葉だけで返答が返ってきます。
しかし、相手側が拒否を示した場合、「なぜ、わが社でも確認が必要になるのか?」という声が返ってくるかもしれません。
つまり、中身の確認が必要な物であれば、相手は了承をしますが、確認が必要のないものの受け渡しの場合、相手の確認ミスが通りますので、あえて何も言わない可能性もあり得ます。
たとえば、データ関係であれば、間違っていても自分たちに都合が良いデータであれば何も言わない可能性があるのです。
まとめ
「ご査収いただけますと幸いです」は、あくまで、両者が発送するものと受け取り側との間で確認作業を必要とするものでないと成立しません。
つまり、相手側が確認作業を黙認したり、嫌だというと話は変わってくるのです。
たとえば、嫌だと言われた場合、相手側は後から中身が間違っているということを盾にして相手に責任を追及するというスタンスである場合、嫌だという可能性があり、ぶっつけ本番で受け取ったものを使用するという可能性も否定できないです。
よって、黙認という行為を取るケースにおいても、ぶっつけ本番で受け取ったものを使用するケースが考えられるのであくまでこの言葉は、その場で発送したものを確認してもらえる間柄でないといけません。