この記事では「お大事にお過ごしください」という言葉について説明していきます。
「お大事にお過ごしください」とは?
病気、怪我に対して養生して欲しいという意図を伝える言葉で、完全に回復するまでの期間では使うことができ、「今日は体調不良で休む」という電話に対しても使うことが可能です。
基本的には口頭で使うケースが多い言葉と言えますが、手紙でも使うケースはあります。
コロナウイルスの無症状の隔離期間に対しても使うことはできるといえるでしょう。
人以外にはほぼ使えない言葉です。
「お大事にお過ごしください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
基本的に病気などの話題になった際に使うケースで、本人が体調不良であるというケースで使う言葉で本人ではない場合「お大事にしてあげてください」などの言葉が使われます。
会社を体調不良で休む際のやり取りなどで使うことはあります。
休んだ側は「おかげさまでよくなりました」という意図の言葉を返すことはありますが「大事に過ごしました」という意図の返しはあまりしません。
接客においては薬局、病院の受付で使うケースがありますが、医療と関係のない店舗ではまず使うことがなく、日常的な会話の一環で出ることはあるという程度です。
「お大事にお過ごしください」を使った例文
・『A…発熱がひどいため、申し訳ありませんが休ませていただきます B…お大事にお過ごしください』
電話が中心に使われる例文です。
実際にはもう少しBの側が長く話すことはありますが、「お大事にお過ごしください」とつけることは基本です。
・『入院生活も残り少なくなってきたとは思いますが、お大事にお過ごしください』
メール、手紙で入院している人に向けた使い方です。
文章の最後と言えます。
・『ありがとうございました、お大事にお過ごしください』
薬局で購入後の挨拶の例文です。
「お大事になさってください」の方が多いとは言えます。
「お大事にお過ごしください」の類語や敬語での言いかえ
「お大事になさってください」「ご無理をなされないように」「どうかお大事に」などが類語として挙げられます。
使用頻度は「お大事になさってください」が最も高いといえます。
「お大事にお過ごしください」の類似表現
「お大事にしてください」も使いやすい言葉ですが、「お大事にお過ごしください」よりは丁寧さは薄れます。
「お大事にお過ごしください」の敬語表現
「どうかお大事にお過ごしくださいませ」「どうかお大事にお過ごしください」とすることはできます。
「お大事にお過ごしください」の返答や返信例
ありがとうございますと言う意図を返すのがベターでしょう。
まとめ
お大事にお過ごしくださいという言葉は病気、怪我に関して大事にして欲しいという意図で使う言葉で、薬局などでは挨拶として使うこともあります。