「周知広報」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「周知広報」とは?
「周知広報」は、広く周りに知らせることを言い表した言葉です。
「周知広報」は、「周知」と「広報」で構成されています。
これは、それぞれが単独で成立する言葉です。
「周知」は「周りに知らせること」を意味します。
これは、比較的近い相手に、また具体的な相手に対して「知らせる」との意味で使用されます。
これに対して「広報」は「広く報せる」との意味を持ちます。
こちらは、広い範囲で、不特定多数に向けて「報せる」との意味になるのです。
これを組み合わせて「周知広報」とすれば、二つの意味を含む言葉になります。
このような四字熟語は一般的ではありませんが、二つの類似の言葉を組み合わせているのです。
「周知広報」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「周知広報」を使用する場合、どのような使用方法になるでしょう。
たとえば、ある新商品を開発したとします。
そして、その事を、広く周りに知ってもらいたいと考えたのでした。
このような場合には、「今後、段階的に周知広報していきたいと考えます」と言うとよいでしょう。
これにより、広く周囲に知らせる様子を、上手に言い換えられます。
これを使用するときには、「周知広報」の使い方に注意するべきです。
「周知」と「広報」は同じように見えて微妙に意味の違う言葉です。
このような特性の異なる言葉を、あえて組み合わせる必要があるかは再考するべきと言えます。
どちらか一方でも十分に意味が成立しますので、単独で使用することも考えてみるとよいでしょう。
「周知広報」を使った例文
「周知広報」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉を続けて付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『周知広報していきたいと思います』
・『周知広報していくつもりでございます』
・『周知広報するほうが効果的なように感じます』
「周知広報」の類語と敬語での言いかえ
「周知広報」の類語と敬語を解説していきます。
「周知広報」の類似表現
「周知広報」の類似表現には、「周知徹底」があります。
これは意味の違う言葉になりますが、「周知」を使った四字熟語としては使用頻度の高い言葉になるのです。
「周知広報」の敬語表現
「周知広報」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にするには、言葉を付け加える必要があるのです。
たとえば「周知広報いたします」とすれば、謙譲語を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「周知広報」は、広く周りに知らせることを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
