この記事では「社に持ち帰ります」について解説をします。
「社に持ち帰ります」とは?意味
話し手が属する会社に持って帰ります、という意味です。
「社」は会社や新聞社などの略です。
この場合は、話し手が属する会社を指しています。
相手が属する会社を指して「社」とはいわず、敬いの意を示して「貴社」といいます。
「持ち帰り」は持って帰ることです。
手に持つことができる物を持って帰ることだけでなく、もう一度検討するために議題などを持って帰ることも意味します。
「ます」は敬意を表す語です。
「社に持ち帰ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あるものを話し手が属する会社に持って帰るときに使用をします。
「持って帰る」なので、この言葉は自社内部では使いません。
自分の会社に今いるのに、持って帰るというのは不自然です。
つまり、他社などを訪れたときに使用をするのです。
この言葉だけだと、何を持ち帰るのかわかりません。
手に持つことができる物の場合もあれば、議題のような手に持てないものの場合もあります。
他社である事柄について話し合いをしたとします。
ここで話し合われたことを、自分の会社でもう一度検討をしたいので、話し合われた内容を自社に持って帰ることにしました。
そういった場面で使用をする言葉です。
持って帰って検討をする場合ならば、「社に持ち帰って検討いたします」のような言い方もできます。
しかし、一度持ち帰って検討をするようでは、判断が遅いと思われてしまいかねません。
慎重な姿勢といえますが、判断が遅いと他社に先を越されてしまうこともあります。
「社に持ち帰ります」を使った例文
・『社に持ち帰ります。お返事はその後にいたします』
「社に持ち帰ります」の返答や返信例
何を持ち帰るのかによって返答の内容が変わります。
その場で決断して欲しいことならば、その場で答えをだすように求めることになるでしょう。
相手は上の人の意見を聞く必要があるのでしょうが、すぐに決断をして欲しい事柄は、のんびりとはしていられません。
決断が遅いようならば、今後の関係を考えていく必要がありそうです。
持って帰っても支障がない物事なら、一旦持って帰ってもらいましょう。
何かを検討する場合であれば、いつまでに返事をくれるようにとお願いをしておきます。
いつまでと決めておかないと、なかなか返事をくれない可能性があります。
早く決断をして欲しいときは、とくに気をつけてください。
まとめ
この言葉は、何かを自分が属する会社に持って帰るときに使用をします。
自社内部では使わない点に注意をしてください。
自分が属する会社以外で使う言葉です。