ビジネス用語の「冬季休業」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「冬季休業」とは?意味
「冬季休業」とは、「冬場に仕事を長期間休むこと」という意味を持つビジネス表現です。
「冬季休業」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
会社や会社で働く人が仕事を休むことを「休業」といいます。
休養にはさまざまな理由がありますが、冬であることを理由にとられる長期間の仕事休みが「冬季休業」です。
一般的には冬場の休みのことを「冬季休暇」といい数日から数週間程度の連続休暇を指しますが、「冬季休業」はそれよりももっと長い冬のシーズンまるまる休むような休業を表す意味で使われるビジネス表現です。
雪に閉ざされる地域の宿泊施設は冬の季節になると道が雪でふさがれてしまい観光客も来られなくなってしまうため施設そのものを閉鎖し仕事を休みます。
雪が降り始める秋の終わりに施設を閉め雪解けを迎える春になるまで冬のシーズンまるごと休む長期休みが「冬季休業」に当たります。
一般企業では年末年始の休みのことを「冬季休業」ということもありますが、雪や寒さなど冬であることを理由にシーズン丸ごと休業するのが本来の意味での「冬季休業」です。
仕事を休むのは冬の間のみなので冬が終わって春になったら仕事を再開します。
「冬季休業」を使った例文
・『12月から3月まで冬季休業する』
・『冬季休業の期間は施設を完全に閉鎖する』
・『冬季休業の間スタッフは系列店で働いている』
「冬季休業」の類語や敬語での言いかえ
「冬季休業」は公文書でも使う正式な言い方ですが、ややかたい印象を受けます。
使う場面に合わせて表現を変えることでよりふさわしい印象になります。
「冬季休業」の類似表現
・「冬休み」
「冬の間の休にとる休み」を指す言葉です。
子供から大人まで広く知られている表現で企業だけでなく学校でも使います。
一般的には年末から年始にかけての休暇のことを指しますが、外の間中ずっと休むような仕事休みを「冬休み」と表現することもあります。
・「冬季閉鎖」
「冬の間施設を開かず閉鎖すること」を指す言葉です。
コテージやロッジなどを冬の間閉じて利用できなくすることのほか、豪雪地帯の道を通行止めにする意味でも使います。
「冬季休業」が施設に人はいても営業していない場合も含むのに対し、こちらは施設から完全に人がいなくなり閉じる場合に使います。
「冬季休業」の敬語表現
「冬季休業」は行政文書などでも使われる正式な表現なので目上の相手に対してもそのまま使えます。
「冬季休業」の返答や返信例
「冬季休業」がいつからいつまでを冬の期間としているかはケースによって異なります。
いつから仕事を休みいつ再開するのか確認しておきましょう。
まとめ
「冬季休業」は豪雪で営業できない地域などでよく見られます。
タイミングを逃すと春まで待たなければいけないので注意してください。