ビジネス用語の「バタバタしてまして」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「バタバタしてまして」とは?意味
「バタバタしてまして」とは、「忙しくて落ち着かない状況である」という意味を持つビジネス表現です。
「バタバタしてまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「バタバタしてまして」の「バタバタ」とは足音を表す擬音語です。
あちこち走り回ったり忙しなく動いたりする様子を表しており、ゆったりと腰を落ち着ける余裕がない状況を表しています。
一般的には複数の仕事や案件を抱えた状況でそれぞれ別々に手を取られてしまいせわしなく動き回っている様子に対して用いられる表現です。
仕事難易度の高さや困難さよりもやらなくてはいけない細々としたものがいくつもあるせいで手を止められないような状況を表しています。
ビジネス表現としてはよく使われますが比較的くだけた言い方であり正式な場面で使う表現ではありません。
同僚や気心の知れた取引先などに使うには問題ありませんが、難しい取引相手などに使うと失礼にあたるために気分を害する恐れがあります。
「バタバタしてまして」を使った例文
・『バタバタしてまして後で連絡いたします』
・『ちょっとバタバタしてまして、片付くまで少々お待ちいただけますか』
・『最近バタバタしてましてゆっくり飲みに行く暇もありません』
「バタバタしてまして」の類似表現
・「立て込んでいまして」
「やらなければいけないことが多く予定が詰まっている」という意味で使う言葉です。
やるべきことが多い状況では当然作業量も多くなるため「バタバタしてまして」と同じような状況を表します。
・「仕事に追われていまして」
「片付けても後から仕事が押し寄せてくる」という意味で使う表現です。
片付けるそばから新しい仕事が出てくるような仕事だらけの状況で心も体も休まる暇のない状況を表します。
「バタバタしてまして」が多くの仕事を同時進行で進めている状況を指すのに対し、こちらは一つの仕事を終えるとすぐに次の仕事の締切が迫るような状況を表す言葉です。
「バタバタしてまして」の敬語表現
・「立て込んでおりまして」
「バタバタしてまして」はくだけた表現なので同じ意味を持つ「立て込んでいる」に言い換えて「いる」の丁寧な言い方「おります」を用いると敬語表現になります。
「バタバタしてまして」の返答や返信例
・「後で出直します」
時間がなく余裕がない状況なので用件を無理に押し通すべきではありません。
いったん引き下がり余裕のある時を見計らって出直すのが正しい対応です。
まとめ
「バタバタしてまして」はビジネスで比較的よく使われる表現です。
相手によっては失礼にあたるので使い方に注意してください。