「事態が悪化するかと存じます」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「事態が悪化するかと存じます」とは?
「事態が悪化するかと存じます」は、事態が悪くなるように思える場合に使用できる言葉です。
「事態」は、「ことの成り行き」を意味します。
また「悪化」は「悪くなること」や「悪い状態に変化すること」を意味します。
そのため、「事態が悪化する」とは、「ことの成り行きが悪くなる」という事を言い表しているのです。
なお、「存じます」は「思います」を意味する謙譲語です。
「存ずる」という謙譲語に、丁寧語の「ます」を付与しているのです。
「事態が悪化するかと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「事態が悪化するかと存じます」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、ある事業が赤字に転落していたとします。
赤字回復しないまま放置しては、被害が拡大すると思えるのでした。
このような場合には、「このまま放置していては、事態が悪化するかと存じます」と述べるとよいでしょう。
これにより、ことの成り行きが悪くなるように思える事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「存じます」の使い方に注意しましょう。
これは、文語的な表現です。
会話で「存じます」を使用すると、場合によっては違和感のある表現になってしまいます。
状況によって、「思います」と上手に使い分けるとよいでしょう。
「事態が悪化するかと存じます」を使った例文
「事態が悪化するかと存じます」を使った例文を挙げます。
例文のように、前提などを先に述べると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『このままでは、事態が悪化するかと存じます』
・『放置していれば、事態が悪化するかと存じます』
・『今のままで変わらないようでしたら、事態が悪化するかと存じます』
「事態が悪化するかと存じます」の類語と敬語での言いかえ
それでは「事態が悪化するかと存じます」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「事態が悪化するかと存じます」の類似表現
この言葉の類似表現には、「状況が悪化するかと存じます」があります。
「事態」と「状況」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「事態が悪化するかと存じます」の敬語表現
この言葉を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「事態が悪化するかと思います」のように言いかえできます。
まとめ
このように「事態が悪化するかと存じます」は、事態が悪くなるように思える場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。