「有事の際には」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「有事の際には」とは?
「有事の際には」は、非常の事態の場合を仮定して表現した言葉です。
「有事」とは「事が有る」という言葉が熟語になったものです。
ここでの「事」とは、「事件」や「災難」など、看過できないような「事」を表現しているのです。
つまり、「有事の際には」とは、「おおごとになた場合には」や「トラブルが発生した時には」などと同等の意味で使用できると言えるのです。
また、「有事」には、戦争や事変を示す意味があります。
しかし、ビジネスで使用できる場合には、何らかの問題発生を想定して「有事」という言葉を使用できるのです。
「有事の際には」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「有事の際には」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、社内の設備を説明していたとします。
重要な設備はコンピュータで監視されており、不具合が生じたら人員が駆けつける仕組みになっていたのです。
このような場合には、「有事の際には、すぐに整備員が駆けつける仕組みになっています」と述べるとよいでしょう。
これにより、何か問題が生じた場合の事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「有事の際には」の使い方に注意しましょう。
これは、「有事の場合には」や「有事の時には」などの類似表現で置き換える事も可能です。
どれも同じ意味ですが、少し印象の違う表現になるのです。
使用する状況に合わせて、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
「有事の際には」を使った例文
「有事の際には」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を続けて述べると、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『有事の際には、すぐに対処できるようになってます』
・『有事の際には、被害を最小限に食い止めたいと思います』
・『有事の際には、社員の安全を第一に考えるつもりです』
「有事の際には」の類語と敬語での言いかえ
「有事の際には」の類語と敬語を解説していきます。
「有事の際には」の類似表現
「有事の際には」の類似表現には、「有事の場合には」があります。
「際には」と「場合には」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「有事の際には」の敬語表現
「有事の際には」を語表現にするとどうでしょう。
たとえば「有事の際におきましては」に言いかえできます。
まとめ
このように「有事の際には」は、非常の事態の場合を仮定して表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。