この記事では「述べましたとおり」について解説をします。
「述べましたとおり」とは?意味
言った通り、伝えたそのままに、という意味です。
「述べ」は「述べる」のことで、考えや主張などを口で伝えるという意味です。
独り言でいうことではなく、考えなどを誰かに伝えることを意味します。
「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。
つまり、何かはすでに伝えられているということです。
「とおり」は、そのままである意を表します。
「従来通り」のような使い方をします。
「述べましたとおり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、先に何かを伝えていて、その事柄を再度取り上げるときに使用をします。
たとえば、先ほどある商品の売り上げについて説明をしていたとします。
その後には、商品の特徴、購入者層、今後の展開などを話しました。
そして、先ほど話した売り上げについて、再度触れることとなりました。
そのときに「述べましたとおり」という言葉を使用します。
前にも言ったことをもう一度言うと、「しつこいな」「わかっているよ」「さっき言ったのに忘れてしまったのかな」と思う人もいます。
「述べましたとおり」と伝えておけば、こういった疑問などを解消することができます。
また、先ほど話したことであると、聞き手に思い出させる働きもあります。
この言葉は、前に何かを述べていて、その事柄を指すときに使用をします。
前に何も述べていないときには使いません。
また、前に何かを述べていても、それとは関連がないことを次に話すときにも使いません。
前に何かを述べていて、その事柄と同じことを再度伝えるときに用いるものです。
「述べましたとおり」を使った例文
・『先ほど述べましたとおり、○○という結果になっています』
「述べましたとおり」の返答や返信例
前に何かが述べられていて、そのことと同じことを伝えています。
また同じことを言っていると思うかもしれませんが、相手の話を最後まで聞きましょう。
そのことが重要であったり、取り上げる必要があったりするために、再度話題に出しているのです。
返答は、何が述べられるのかによって変わってきます。
今調査をしていますということが伝えられたなら、その調査が終わるまで待っていることになるでしょう。
このような結果になりましたと伝えられたのなら、その結果について考えることになります。
まとめ
この言葉は、前に伝えたことをもう一度伝えるときに使用をします。
こういった言葉を使うことで、先ほど伝えた事柄を聞き手に思い出させることができます。
また、同じことを言いますがと前置きとしても使えます。