「方々」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「方々」とは?
「方々」は、複数の相手に使用できる敬称です。
これは「方々」と書いて「かたがた」と読みます。
「方」とは相手を敬称で呼ぶための言葉です。
これを連ねて「方々」とすることで、複数の相手を示す敬称になるのです。
たとえば「あの人」とすれば、一人の人物を示します。
これを「あの方」とすれば、一人の人物を敬称で表現できます。
これと同じように、「あの人達」とは複数の人物を示します。
そして、「あの方々」とは複数の人達を敬称で表現できるのです。
これらのことから、「方々」という言葉が、複数の相手に使用できる敬称であると分かるのです。
「方々」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「方々」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある会議に上司を呼ぶか否かで議論になりました。
それは、課長達を会議に呼ぶか否かの議論なのでした。
このような場合には、「あの方々のも来ていただきましょう」と述べるとよいでしょう。
これによって、複数の相手のことを敬称で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「方々」の使い方に注意しましょう。
これには、「皆様」や「各位」などの類似の言葉があります。
どれも似たような意味で使用できますが、使い方がそれぞれ違うのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「方々」を使った例文
「方々」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えていくことで、自然な印象の表現を作り出せるのです。
・『もしよろしければ、あの方々もお呼びしましょう』
・『参加される方々は、こちらにお集まりください』
・『希望される方々は、こちらの応募用紙に記入願います』
「方々」の類語と敬語での言いかえ
「方々」の類語と敬語を解説していきます。
「方々」の類似表現
「方々」の類似表現には、「皆様」があります。
「方々」と「皆様」は、同じような意味合いで使用できる類似表現と言えるのです。
なお、他にも「各位」などが類似表現として挙げられます。
「方々」の敬語表現
「方々」は既に敬語になっています。
この言葉自体が敬称であり、相手への敬意を示すものなのです。
これをさらに敬語表現にする際には、組み合わせる言葉で表現します。
たとえば、「あの方々もお呼びいたします」とすれば、謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「方々」は、複数の相手に使用できる敬称です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。