「私の責任であります」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「私の責任であります」とは? ビジネス用語【一語】

「私の責任であります」という表現法についての解説です。

「私の責任であります」とは?意味

「私の責任であります」は、自分の責任であると認める表現法の一つで、部下の失敗の責任も自分の監督が至らない結果であると表現することも可能な表現法です。

よって、この表現法は自分の失敗および、第3者に失敗について自分が責任を負うという宣言をする言葉になります。

なので、責任を回避できないと判断した場合、この言葉が飛び出して先に自分の非を認めてから相手に対して処罰を受け入れるという姿勢を見せる一種の表現です。

「私の責任であります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「私の責任であります」は、ビジネスの世界では、自分の責任や第3者の責任について自分が責任を取るべきであると宣言するために使用します。

なので、この言葉は、責任者という立場であれば、自分の責任はもちろんのこと、第3者の責任も背負うと宣言します。

よって、注意すべく点は、この言葉は、責任を負うことを前提で述べるため、責任を回避をするために自分が責任者であると表現する言葉ではない点です。

つまり、自分が責任者なので、第3者の失敗については監督が至らない自分に責任があるが失敗したのは当人なので、処罰は当人だという流れにはならないということです。


「私の責任であります」を使った例文

・『今回の工場誘致の失敗につきましては私の責任であります』

「私の責任であります」の返答や返信例

「私の責任であります」に対しての返答及び返信は、相手側が自分の責任を認めていますので、処罰するという流れで処理すれば返事となります。

よって、「減俸○○に処す」とか、「残念ながら、わが社を辞めてもらおう」という流れで首にしたり減俸にするという処理を偉い立場にあれば行うと相手に対する返事となります。

なお、そこまで権限がない場合、「上層部と掛け合います」と言って、上層部と掛け合って処理すると宣言すれば返事になるので相手よりも格下でも、一応処理は可能です。

まとめ

「私の責任であります」は、自分の責任であると認めた表現法で先に自分の非を認めてから相手にその処理を任せるという一種の方法です。

この方法を取ることで、先に自分の責任であると述べているため、その場で即座に相手は処理をすると予測した場合、罰則の処理が甘くなるという利点があります。

ただし、追って処理するという流れになると、先に自分の責任だと述べても処理が重くなるので実はこの表現、先に正直に自分が悪いと言っても得にならないケースも多いです。

だから、近年では、上司であっても部下の失敗に対して自己の監督責任であると言わずに部下が悪いと言い切ることで「私の責任であります」を回避する人もいます。