「私ごとで大変恐縮ですが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「私ごとで大変恐縮ですが」とは?
「私ごとで大変恐縮ですが」は、プライベートな事情を相手に伝える場合に使用できる言葉です。
「私ごと」は「わたくしごと」と読みます。
これは「私事」と表記したり、「しじ」と読む場合もあります。
このように表現する事で、プライベートな事案であることを表現できます。
つまり、仕事とは関係のないような用事のことを「私ごと」と表現できるのです。
また、「大変」は強調表現の一種です。
ここでは「恐縮」の程度を強める目的で使用されています。
さらに「恐縮」とは、何らかの感情で恐れ入る様子を表現しています。
ここでは、「申し訳なく思う気持ち」が表現されていると推察できるのです。
なお、語尾には、丁寧語の「です」に逆接の「が」を加えた「ですが」を使用しています。
「私ごとで大変恐縮ですが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「私ごとで大変恐縮ですが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先から明日会議をしたいとの連絡があったとします。
しかし明日は、家族旅行のために休暇を取得していたのでした。
このような場合には、「私ごとで大変恐縮ですが、明日はお休みをいただく予定です」と述べるとよいでしょう。
これにより、プライベートな事情で申し訳なく思う様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「大変恐縮ですが」の使い方に注意しましょう。
これは、「大変恐縮でございますが」と言いかえる事ができます。
「ございます」を使用すると、より丁寧な印象の表現にできるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「私ごとで大変恐縮ですが」を使った例文
「私ごとで大変恐縮ですが」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『私ごとで大変恐縮ですが、明日は休みを頂く予定です』
・『私ごとで大変恐縮ですが、来週いっぱい休暇の予定です』
・『私ごとで大変恐縮ですが、本日は早退したいと思います』
「私ごとで大変恐縮ですが」の類語と敬語での言いかえ
「私ごとで大変恐縮ですが」の類語と敬語を解説していきます。
「私ごとで大変恐縮ですが」の類似表現
「私ごとで大変恐縮ですが」の類似表現には、「私ごとで非常に恐縮ですが」があります。
「大変」と「非常に」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「私ごとで大変恐縮ですが」の敬語表現
「私ごとで大変恐縮ですが」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「私ごとで大変恐縮ではございますが」に言いかえできます。
まとめ
このように「私ごとで大変恐縮ですが」は、プライベートな事情を相手に伝える場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
