この記事では「取り組む所存です」について解説をします。
「取り組む所存です」とは?意味
物事を行う考えです、という意味です。
「取り組む」には、物事にあたるという意味があります。
「研究に取り組む」「問題解決に取り組む」のように、全力である事柄にあたることをいいます。
面倒くさい、やりたくないという気持ちをもって、物事にあたることにはあまり使用しません。
「映画鑑賞に取り組む」とはいわないのです。
「所存」は、考えという意味です。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。
「取り組む所存です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が物事にあたるつもりであることを示す際に用います。
この言葉の前には、何に取り組むのかを表す言葉がきます。
「所存」は考えという意味です。
つまり、そうするつもりであるという意味で、絶対にそれを行いますという意味ではないということです。
それを行いますと伝える場合なら、「取り組みます」「取り組んで参ります」のような表現をします。
この方が強い意志を感じられます。
しかし「所存です」という言葉自体は失礼にはなりません。
話し手側が考えていることで、他人が考えているという意味ではありません。
たとえば、このような場面で使用をします。
ある会社は、新素材の開発を行っています。
このプロジェクトをAさんが任されました。
Aさんは、新素材の開発に力を尽くして取り組みたいと思っています。
何としてでも新素材を開発しようと、その物事を行うことに対する前向きな気持ちを持っています。
その気持ちを表す際に、このような言葉を使用します。
「取り組む所存です」を使った例文
・『早期に解決できるように取り組む所存です』
「取り組む所存です」の返答や返信例
何に取り組むのかによって、返答の内容が変わります。
問題の解決に取り組みますという場合なら、その物事に取り組み、問題を解決してもらわないとなりません。
その物事にあたる人を励ましたり、問題解決への手助けをしたりなどすることになるでしょう。
新しいプロジェクトに取り組むという場合であれば、その人を応援するとよいかもしれません。
目上の人から応援の言葉をもらえると、やる気が高まります。
やる気を出して取り組むことで、プロジェクトが成功に近づくことが期待できます。
やる気を損なうような言葉はかけないことが望ましいです。
まとめ
この言葉は、話し手側が何かに取り組むつもりである気持ちを表すものです。
他にも「取り組んでまいります」などの言い方もできるので、その場にあわせて言い方を変えてみてください。