この記事では「兼ね合いを図る」について解説をします。
「兼ね合いを図る」とは?意味
2つのもののバランスをとれるように工夫をする、という意味です。
「兼ね合い」には、2つのもののバランスをとること、均衡という意味があります。
「兼」は2つ以上のものをあわせる、「合」は、あう、あわせるという意味を持つ漢字です。
このことから「兼ね合い」には、2つのものをあわせるという意味が含まれることがわかります。
2つのものについてで、それ以上のものや1つのものについてのことではありません。
「図る」は、うまくとりさばく、工夫をして努力するという意味です。
「図」は、はかる、考える、はかりごとという意味を持つ漢字です。
「復帰を図る」のような使い方をします。
「兼ね合いを図る」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あるものとあるものとのつり合いを保つために努力をするときに使用をします。
商品のことで説明をします。
よい品を作ろうとするとコストがかかります。
しかし、コストをかけると商品の価格が高くなり、あまりにも高いと売れなくなる可能性があります。
客は、よい品を安く買いたいと思っています。
よい品を作りたいけれど、コストはできるだけ抑えたいです。
品質とコストのバランスをとる必要があるのです。
そのことを「品質とコストの兼ね合いを図る」といいます。
目上の人との会話の中では、「~図る所存です」「~図る必要があります」など、丁寧な言い方にします。
「兼ね合い」に似た言葉に「折り合い」があります。
「折り合い」は、対立するもの同士が互いに妥協できる点を見つけて、意見の対立などを解決することをいいます。
「乳との折り合いをつける」のような使い方をします。
「兼ね合い」は、バランスを保つこと、つり合いをとることです。
「兼ね合いを図る」を使った例文
・『運営部の考えと費用の兼ね合いを図る』
「兼ね合いを図る」の返答や返信例
2つのもののバランスを保つ努力をする必要があるときに、この言葉が述べられます。
そのため、この後にはどうすればバランスを保つことができるのか、考えていくことになるでしょう。
商品の質とコストについてなら、どうすればコストを抑えることができるのか、どうすれば質を保つことができるのか、そのバランスはどうすればとることができるのかなどを、考えていくことになるはずです。
さまざまな事柄を調べたり、意見を聞いたりして、考えていくことになるでしょう。
まとめ
この言葉は、あるものとあるものとのバランスをとるために工夫することを表す際に使用をします。
品質とコストのバランスをとる工夫をする、といったときに用いるものです。
どうすればうまくいくか考えてみましょう。