この記事では「ついでに申しますと」について解説をします。
「ついでに申しますと」とは?意味
あることとあわせて別のことも言う、といった意味です。
「ついでに」には、ある事柄をする機会に一緒にという意味があります。
たとえば、コンビニに飲み物を買いに行くとします。
買い物に行くと家族に声をかけたところ、「ついでにお菓子も買ってきて」と頼まれました。
コンビニに飲み物を買いに行くその機会を利用して、お菓子も買ってきてもらうこのことを「ついでに」といいます。
「申し」は「申す」のことで、「言う」の丁寧語です。
聞き手に対して敬意を表す言い方です。
「ます」は敬意を表す語です。
「ついでに申しますと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを話したついでに別のことも伝える際に使用をします。
たとえば、A製品についての説明をしているとします。
この製品の特長、売上、これからの見通しなどを話しました。
A製品に似ているものにB製品があります。
似たような事柄なので、A製品について話した機会を利用して、B製品についても話そうと思いました。
そういったとき、いきなり話題を変えると聞き手は困惑してしまうので、前置きをします。
その前置きの言葉として、このような言葉が使われます。
「ついでに」という表現は、投げやりな印象を与えてしまいかねません。
また、丁寧な印象がありません。
そのため、目上の人がいる場では「つけ加えますと」「さて」「ところで」など、別の表現をするとよいでしょう。
「さて」「ところで」は、話題を変えるときに使用をする言葉です。
また、「申すの部分」は「申し上げる」とすることもできます。
「申し上げる」は「言う」の謙譲語です。
「ついでに申しますと」を使った例文
・『ついでに申しますと、昨年はこのような結果となっていました』
・『ついでに申しますと、2日とも満席でした』
「ついでに申しますと」の返答や返信例
この後に何かが伝えられるので、その事柄を聞いてください。
その内容によって返す言葉が変わってきます。
ついでに言うことなので、それほど重要ではないかもしれません。
その場合は、返答をしないことがあります。
この言葉自体に返答をするのではなく、この前に述べられていた話題について返答をすることもあります。
その場の状況や何を話題にしていたかによって、返答をするのかしないのか、どのような言葉を返すのかが変わってくるのです。
まとめ
この言葉は、ある事柄を述べた機会を利用して、別の事柄を述べるときに使用をします。
いきなり話題を変えると聞く側が困惑するので、このような言葉で前置きをします。