「総じて」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「総じて」とは? ビジネス用語【一語】

「総じて」という表現法についての解説です。

「総じて」とは?意味

「総じて」は、ビジネスにおいては全体を示す言葉を意味し、全体としてどうであるという言い回しの一つです。

この表現のポイントは、傾向を示す際に用いる表現であるという点で、ビジネスの傾向がどのような状態にあるかを表現するに適している点になります。

よって、「総じて売り上げが減少している」と言えば、ビジネスがあまり良い方向に向かっておらず、経営とかに影響が出てくる可能性をも示唆するのです。

この表現を用いれば、固い印象や真面目な話をしていると表現ができるため、シビアなお金関連の話をする場合にもってこいの表現です。

「総じて」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「総じて」は、ビジネスの席などで全体の傾向がどうあるかを表現するために使用し、相手方に真面目であることを印象付けるために使用します。

なので、この言葉を使用するうえでの注意点は、この言葉はまじめさを売りにしますので傾向がどうあるかを真面目に表現するように心がけるのが注意すべく点です。

よって、どっちつかずの傾向にあるというような訳の分からない傾向にあるというのは「総じて」で表現するのは不適切で、例をあげれば、「売り上げは、総じて良くもなく悪くもなく」という具合にどっちだよというものに総じてを使用してはいけません。


「総じて」を使った例文

・『総じて今期の売り上げは減少傾向にあります』
・『総じて今期は売り上げが好調で黒字です』

「総じて」の返答や返信例

「総じて」は、全体的にどうであるかという点に返事をします。

なので、「総じて売り上げが良い」というのであれば、「このまま売り上げが好調なうちに新商品の開発を使用」という具合に全体的にどうであるがゆえ、こうしようかというのを述べればそれが返事です。

なお、「総じて」について返事をする場合、自分が偉い立場にあれば、全体を通してよい方向に向かっているからそれを利用して何かをしようと公言できます。

まとめ

「総じて」は、ビジネスの席などで全体を通してどうであるかを述べる表現で硬い印象を与える表現なのでまじめさが売りの表現になります。

だから、「総じて」は、基本、良いか悪いかの2極化になり、どちらとも言えないということについては「総じて」と言いません。

どっちつかずの場合、平行線というような言い方をして変わらないと表現するのが一般的でしょう。

なお、「総じて」は、受け手側が偉い立場にあれば、状況が悪い場合の打開策や状況が良い場合においてはその状況を利用してさらに言って打つということが可能で、立場が偉ければ、状況に応じて会社が利益をさらに上げる方向に持っていくことが可能です。