「約款」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「約款」とは? ビジネス用語【一語】

約款について学んでいきます。

今さら聞けないビジネスワードを、ひも解いていきましょう。

「約款」とは?

約款とはある契約をおこなうための、ルールのこと。

記載事項をあらわします。

ある事業者のサービスに加入するとき、目を通しておく書類をいいます。

生命保険やクレジットカードの申し込み、普通預金の開設時につかわれています。

ユーザーが守る決めごと、契約事項が約款です。

「約款」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

約款は事業者と不特定多数のユーザーが、契約をおこなう際につかいます。

約款はあらかじめ作成され、フォーマット化されていることが多いです。

そのため気になる項目があっても、ユーザー側が約款の修正を求めることはありません。

約款を読んで納得できる場合のみ、契約の締結をおこないます。

法人と個人が利用契約を結ぶときに用いるのが約款なので「法人間同士の取り決め」に使われることはありません。

注意しておきましょう。

一般的には法人間同士のやり取りであれば、契約書など他の書類を使います。

時と場に応じた用紙を使い分けておきましょう。


「約款」を使った例文

・『契約約款になります。ご一読ください』
・『約款をお読みになり、問題なければサインをお願いいたします』
・『こちらが定期預金開設の約款になります』

「約款」の類語や敬語での言いかえ

約款の言いかえに契約約款もあります。

電気や通信のサービスを利用する際に、確認する重要事項説明書です。

契約約款はサービスの事業者が定期的に見直しをおこない、途中で変更される場合もあります。

企業の公式サイトにアップされていることも多いので、気になる場合は小まめに確認しておきましょう。

「約款」の類似表現

約款と似ている言い方に、各種規定があります。

各種規定は積立預金や外貨預金などのサービスについて、事細かく決められた条項です。

銀行や証券会社など金融系の企業で、用いられています。

また利用規定という言葉を用いることもあります。

「約款」の敬語表現

さらに丁寧な言い方に、重要事項説明書があります。

契約を結ぶ前に必ず目を通しておきたい、書類をあらわします。

不動産業者では賃貸物件の利用前に、入居者と取り決めをおこなうこともあります。

サービスが始まる前に、チェックしておきたい重要事項が書いてあります。

「約款」の返答や返信例

約款について、説明されることがあります。

細かい文で書いてあることも多いですが、契約前にはひと通り目を通しておきましょう。

同意できる内容であれば、同意書にサインをおこないます。

まとめ

約款についての、基礎知識をおさらいしました。

約款とは契約時に結ぶ、条項をあらわします。

保険や口座の開設、電気や通信の契約前に用いています。

あらかじめ文書が固定化されていて、修正できないものになっています。

企業によって約款は異なるため、契約時には面倒でも一度目を通しておくと安心です。