「矢面に立たされる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「矢面に立たされる」とは?
「矢面に立たされる」は、追及や批判が集中するような立場に置かれる事を表現した言葉です。
「矢面」は「やおもて」と読みます。
これは、戦場などで「矢」があたりやすい場所を示します。
具体的には、前線や前列などを示して、「矢面」という言葉で言い表しているのです。
これを比喩的に使用して、追及や批判が集中するような立場に置かれることを「矢面に立たされる」と表現できます。
これは「立つ」ではなく「立たされる」となっていることから、そのように他者から仕向けられた様子が文章から読み取れるのです。
「矢面に立たされる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「矢面に立たされる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、クレーマーから連絡があったとします。
そのクレーマーは、執拗にあなたに追及してくるのでした。
このような場合には、「今回の事案では、矢面に立たされることになりそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分が追及の前面に立つ立場にいる事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「矢面」の使い方に注意しましょう。
これは、「前線」や「前面」などの類似の言葉で言い換える事も可能です。
どれも同じような意味を持ちますが、少しニュアンスの違う表現になるのです。
使用する状況によって、適切な言葉を選択するとよいでしょう。
「矢面に立たされる」を使った例文
「矢面に立たされる」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『私が矢面に立たされることになりそうです』
・『当社が矢面に立たされることになりました』
・『先輩が矢面に立たされるべきではありません』
「矢面に立たされる」の類語と敬語での言いかえ
「矢面に立たされる」の類語と敬語を解説していきます。
「矢面に立たされる」の類似表現
「矢面に立たされる」の類似表現には、「前面に立たされる」があります。
「矢面」と「前面」は、どちらも婉曲表現であり、同じような効果があるのです。
「矢面に立たされる」の敬語表現
「矢面に立たされる」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「矢面に立たされます」に言いかえできます。
まとめ
このように「矢面に立たされる」は、追及や批判が集中するような立場に置かれる事を表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。