「準ずる」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「準ずる」とは? ビジネス用語【一語】

「準ずる」という表現法についての解説です。

「準ずる」とは?意味

「準ずる」は、基準があり、その基準通りであるという意味です。

よって、基準から外れたものは、基準に従わずに扱い、基準に合うものだけを決められたとおりに扱うわけです。

「準ずる」は、ビジネスであれば、○○と同じとするという意味があり、業務内容とか、お給料などがあらかじめ基準があり、その基準に従っているという意味になります。

なお、「準ずる」は、基準という決められた何かがあるがゆえに相手側もそれに従うことができるという意味になるため、基準が存在しない物に対して、「準ずる」と言って従うように促すことは不可能です。

「準ずる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「準ずる」は、ビジネスの世界では、基準があり、その基準に従っているという意味で使用します。

例をあげれば、「業務内容は正社員に準ずる」とあれば、これは、アルバイトとかパートの仕事は正社員と同じであるという労働に関する基準があるということです。

なので、この言葉の注意点は、明確に基準が存在しないのにもかかわらずに、「準ずる」と記載したり口頭で述べてはいけないという点が注意点です。

なぜなら、基準がないのに、基準があるように言えば起こり得る問題は労働の基準が違っていたという問題で正社員とアルバイトの仕事は同じだと認識していたのにもかかわらず、全然仕事内容が違うということが起こり得るのです。


「準ずる」を使った例文

・『アルバイトとパートの仕事内容は正社員に準ずる』
・『マニュアルに準ずる対応にて接客に当たるように指導する』

「準ずる」の返答や返信例

「準ずる」に対しての返事は、基準に従うということについて返事をします。

なので、基準通りであれば、別に「準ずる」については疑問を持たないので返事は不要になります。

問題は、基準と大きくかけ離れていた場合、業務改善が必要になるのでしかるべく場所に訴えるというのが「準ずる」に対する答えで、アルバイトの仕事がどう考えても、正社員とかけ離れている場合などがまさに、訴えるべく場所に訴えるという方法で、「準ずる」ではないと訴えます。

まとめ

「準ずる」は、簡単に言えば、基準があり基準通りであるという意味です。

なので、アルバイトやパートの方の仕事内容が正社員に「準ずる」とあれば、これは正社員と同じ業務内容だという意味になります。

なお、「準ずる」は、基準がずれていると第3者が認識し始めると労働環境に問題があるという認識を持ち始め、実は基準通りでないということが浮き彫りになることも多いです。

そうなった場合、正社員とアルバイトやパートという関係に大きくヒビが入るので、「準ずる」は必ずしも絶対に基準通りであると言い切れません。