この記事では「だから」について解説をします。
「だから」とは?意味
接続詞の一種です。
前に述べたことを理由として、順当に起こる出来事をつなげる役割があります。
そうであるから、それゆえといった意味です。
「だから」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、前の言葉とその後の言葉をつなげるために用いられます。
後に続く言葉は、順序や道理からみて適当であるものです。
前に述べた事柄と後に続く事柄が逆であることはありません。
たとえば、「雨だから傘をさす」という用い方をし、この場合だと雨が降っているから傘を指すのは道理からみて適当だといえます。
「雨だから外出をする」は、ややおかしな使い方です。
雨の日には外出したくない人が多いことでしょう。
そのため、雨が降っているために外出をするのは、道理からみて適当だとはいえません。
このような、前に述べた事柄と後に続く事柄が順当ではない場合には用いない言葉です。
敬語ではないので、目上の人や取引先の人、お客様に対して用いるのは不適切です。
目上の人などに対して用いる場合には、「そのため」「ですので」など、別の表現をします。
「だから」は友達など親しい間柄でカジュアルな雰囲気で使用をするものです。
「だから」と強い口調でいうと、「あなたはわかっていない」と責めているふうに受け取られてしまうことがあるので、いい方に注意が必要です。
また、文章で使う際も友達など親しい間柄だけで使用するもので、目上の人などには用いません。
ビジネス文章では使用しない言葉です。
いきなりこの言葉で会話を始めることはありません。
この言葉は、前に述べたことを受けて用いるもので、会話でいきなり言われても何を言われているのかわかりません。
必ず前に何かが述べられます。
「だから」を使った例文
・『だから、さっきから言っているじゃないか』
・『忙しい。だからお昼を食べられない』
・『彼はいつも笑顔だ。だからみんなに好かれている』
「だから」の返答や返信例
何について述べられているのかによって返答内容が変わります。
強い口調で言われたときには、責められている可能性があるので、自分に欠点や過ちがなかったかを振り返ってみましょう。
自分のことを自分で振り返っても悪い点は見つけにくいかもしれません。
「自分は悪くない」と思いたいからです。
しかし、相手が怒っているようなら何かしらあるはずなので、何かなかったかをよく考えたり、相手に理由を聞いてみたりしてください。
まとめ
この言葉は、接続詞として使用をするものです。
前に述べた事柄と後に続く事柄が、順序や道理からみて適当な場合にだけ用います。
丁寧な表現ではないので、ビジネスシーンではあまり使用しないものです。