「慢心せず」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「慢心せず」とは?
「慢心せず」は、おごり高ぶるような気持ちを持たないことを表現した言葉です。
「慢心」は「おごり高ぶる心」を意味します。
「慢」という漢字には、「おこたる」や「おごる」などの意味があります。
このような感情のことを「慢心」という単語で表現できるのです。
また、ここでは「せず」を付与しています。
「慢心せず」とする事で、「慢心しないで」と同義の言葉になるのです。
「せず」は「する」という動詞に否定の「ず」が付与されて変化したものです。
このように述べる事で、「慢心しないこと」を言い表す事ができるのです。
「慢心せず」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「慢心せず」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが社内で優秀賞を受賞したとします。
しかし、受賞におおごり高ぶることなく、今後も努力を続けたいと考えたのでした。
このような場合には、「この度の件に慢心せず、今後もしっかり取り組んでまいります」と述べるとよいでしょう。
これにより、おごるような気持ちを持たない事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「慢心せず」の使い方に注意しましょう。
これは、「慢心しないで」と言い換える事もできます。
そして、言い換えた場合には、敬語への応用も可能です。
たとえば、「慢心しませんで」や「慢心いたしませんで」のように言い換える事ができるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「慢心せず」を使った例文
「慢心せず」を使った例文を挙げます。
例文のように、慢心の対象を先に述べると、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『今の状態に慢心せずに、今後も努力してまいります』
・『高い評価に慢心せずに、更なる高みを目指したいと思います』
・『この度の件に慢心せずに、より高い成果を目指すつもりです』
「慢心せず」の類語と敬語での言いかえ
「慢心せず」の類語と敬語を解説していきます。
「慢心せず」の類似表現
「慢心せず」の類似表現には、「慢心しないで」があります。
「せず」と「しないで」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「慢心せず」の敬語表現
「慢心せず」を、敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「慢心いたしませんで」に言いかえできます。
まとめ
このように「慢心せず」は、おごり高ぶるような気持ちを持たないことを表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。