この記事では「大事を取って休ませていただきます」について解説をします。
「大事を取って休ませていただきます」とは?意味
用心をして休みたい、という意味になります。
「大事を取って」は「大事を取る」という慣用句で、用心をして軽はずみなことはしないという意味です。
「大事」には、価値のあるものとして大切に扱うさま、重要でそれがなくてはならないさまという意味があります。
「休ま」は「休む」のことで、仕事をしなくてもよい時や日を意味します。
この場合は、一定の時間休むという意味にもとれますが、その日1日を休むという意味で用いている場合が多いです。
「いただき」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「もらう」は、他人の行為によって自分が利益を受ける意や、頼んで何かを行わせる意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「大事を取って休ませていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、念のために休むときに使用をします。
相手に許しを求める意味が含まれています。
たとえば、風邪で数日間会社を休んでいたとします。
今は風邪が治り、熱がなく動ける状態です。
しかし、ここで無理をすると風邪がぶり返す可能性があります。
そのため、用心をしてもう1日会社を休むことにしました。
休む場合は連絡をしなければなりません。
その連絡の電話やメールでこの言葉を用います。
「大事を取って休みます」でもほぼ同じ意味ですが、このような言い方だと一方的な印象を与えます。
「~休ませていただきます」という言い方だと、相手に許しを求めている意が込めれており、一方的な印象が和らぎます。
休むことで他の人たちに迷惑がかかることもあるので、謝罪の言葉も添えるとよいでしょう。
「大事を取って休ませていただきます」を使った例文
・『申し訳ないのですが、大事を取って休ませていただきます』
「大事を取って休ませていただきます」の返答や返信例
風邪などで休んでいた人が伝えてきた場合、無理をさせると体調を悪くする心配があるので、休ませた方がよいでしょう。
相手の体調を気遣う言葉もかけるようにします。
事務的な返事だとそっけなく感じます。
この言葉を伝えている本人ではなく、家族の体調が悪くて休んでいた、そしてまだ休みたいというときも、休ませてあげるとよいでしょう。
家族の体調を気遣う言葉をかけると、温かみを感じられます。
安心して休めるようにしてあげます。
まとめ
この言葉は、用心をして休むときに用いるものです。
今は体調が回復したけれど、念のためにまだ休むといったときに用います。
これまで体調が悪かったなら、無理をしないようにしましょう。