「ご送付いただきました資料ですが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご送付いただきました資料ですが」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご送付いただきました資料ですが」について解説をします。

「ご送付いただきました資料ですが」とは?意味

送ってもらった資料だけど、といった意味です。

「ご送付」「送付」を、その行為をする人を敬う言い方にしたものです。

他人の行為を表す語に「ご」をつけると、その行為をする人に対して敬意を表す形になります。

「送付」には、送り届けることという意味があります。

書類や物を送ることで、人を送ることではありません。

「いただき」「もらう」の謙譲語です。

「まし」は敬意を表す「ます」のことです。

「た」は、動作や作用が過去に行われた意を表します。

すでに送り届けられているということです。

「です」「だ」「である」の丁寧な表現です。

「ご送付いただきました資料ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手が送ってきた資料について、何か言いたいときに用います。

資料に問題があったときに用いることが多いです。

「ですが」の後には、資料がどうだったのかを表す言葉が続きます。

たとえば、あるデータに関する資料を送ってもらったとします。

このデータは毎年集計しているもので、20XX年版といくつもあります。

資料を必要とする側は、2021年版を欲しかったのですが、相手は2020年版を送ってきました。

間違えているのです。

これでは、資料を使うことができないので、正しいものを送って欲しいです。

そのときに、この言葉を用います。

相手は正しいものを送ったと思っているので、間違えていたと指摘する必要があります。

指摘をしないと、「なぜ同じものを送る必要があるのだ」と思ってしまいます。

そこで、「ですが」の後に「間違いです」という意味の言葉を続けて、頼んだものと違うことを伝えます。


「ご送付いただきました資料ですが」を使った例文

・『ご送付いただきました資料ですが、誤りがございました』

「ご送付いただきました資料ですが」の返答や返信例

「ですが」の後に何が伝えられるのかによって、対応の仕方が変わります。

送られてきたものが頼んだものとは違う、と伝えられている場合は、正しいものを送ります。

すぐに届くように手配をしましょう。

間違えてしまったことには謝罪をします。

資料の内容に間違いがあった場合は、正しい事柄を伝えます。

この場合も謝罪をします。

資料が足りなかったときには、必要な部数を送ります。

必要な部数を確認し、今度は間違えないように気をつけます。

まとめ

この言葉は、送られたきた資料に何かがあったことを伝える際に用います。

内容に間違いがあった、頼んだものとは違うものが送られてきた、数が足りないなどのときに用いられています。