この記事では「夏風邪には十分にご注意ください」について解説をします。
「夏風邪には十分にご注意ください」とは?意味
風邪をひかないように体調管理などに気をつけてください、という意味です。
「夏風邪」は、夏にひく風邪のことをいいます。
5月から10月ころにかけて流行する風邪です。
「十分」には、不足のないさま、完全であるさまという意味があります。
「ご注意」は「注意」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしています。
「注意」は気をつけることという意味です。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その人に対する尊敬の意を表します。
この場合、注意をするのは聞き手で、聞き手に対して敬意を表しています。
「ください」は、「ご」をともなう漢語について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「夏風邪には十分にご注意ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は手紙の中で使われることが多いです。
改まった手紙には、書き方があります。
手紙は4つのブロックで構成されています。
最初が頭語とあいさつ、その次が本文、そして結びのあいさつと結語、最後に日付・署名・宛名がきます。
この言葉は、最後のあいさつとして使われるものです。
最後のあいさつの部分には、本文のまとめや相手を気遣う言葉がきます。
「夏風邪には十分にご注意ください」には、相手を気遣う意味が込められています。
「ください」は命令のように聞こえてしまうことがありますが、この場合は「ください」の表現を用いても問題ありません。
お願いをするときに使う言葉には、「~してくださると幸いです」「~してくださいますか」などがありますが、風邪に気をつけるようにと伝える際にこのような表現をすると不自然です。
「夏風邪には十分にご注意ください」を使った例文
・『まだまだ暑い日が続きます。夏風邪には十分にご注意ください』
「夏風邪には十分にご注意ください」の返答や返信例
手紙にこの言葉が書かれていた場合、この言葉自体に返答する必要はありません。
手紙本文に対して返事を書きましょう。
その際に、最初のあいさつまたは最後のあいさつで、相手を気遣う言葉を使うことが望ましいです。
相手は気遣いを示してくれているので、こちらも気遣いを示します。
こちらが手紙を出していて、相手から返ってきた手紙の場合には、伝えたいことがなければ再度こちらから手紙を出す必要はありません。
まとめ
この言葉は、手紙の中で使われることが多いです。
手紙では、最初や最後にあいさつを書きます。
その最後のあいさつとして使うものです。
「夏風邪」なので、使用する時期に気をつけてください。