「否応もない」という表現法についての解説です。
「否応もない」とは?意味
「否応もない」は、ビジネスにおいては、否定も肯定もしないという意味になり有無を言わさないという意味でもあります。
この表現は、社長などが決定した決定についてずべこべ言わさないという表現で用いられることがあり、否応にも従うように促すための表現です。
この表現を使用することで相手に対して命令という形で従うことを誓わせることも立場を利用すれば可能であるというわけです。
逆に立場が低いと、否定も肯定もしないという意味になるので、偉い立場にある人は、逆に否定するか肯定するかのいずれかにしろと言い出すでしょう。
「否応もない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「否応もない」は、ビジネスの席では、否定も肯定もしないという意味で使用したり、偉い立場にある人が自分の決定について従えという形で否定も肯定も関係なく従わせるために使用します。
よって、注意すべく点は、この言葉は使う人物の立場が重要で、偉い立場にある人は命令という形で従えといえますが、そうではない人物は命令の形で使用しても反発が返ってきて、否定すべくか、肯定すべくか考えたうえで決定するべきと普通に答えが返ってきます。
「否応もない」を使った例文
・『部長は否応もない言い方で部下に自分の意見を持ち召させる』
・『社長は否応もない方で常に自分の考えが正しいと考える』
「否応もない」の返答や返信例
「否応もない」は、誰が「否応もない」というかで、意味が変化するので立場が偉い人物が言っているのであれば、これは命令と受け取れるので、命令に対しては「わかりました」とか、承知しましたと返答や返信をするのが返事になります。
逆に偉い立場にない人が「否応もない」と言えば、これは、否定も肯定もしないという意味になるので、「賛成するか賛成しないかいずれかの回答をお願いします」という形で、どっちでもないという答えについては受け付けないと返事をするかです。
まとめ
「否応もない」は、否定も肯定もしないという表現になりますが、立場が偉い人においては表現の意味が変わり、否定も肯定もしないではなく、否定や肯定すら許さないという意味になり、従うことを強制する意味を持ちます。
よって、社長に対しては、「否応もない」は、社長が決定したことについて否定も肯定もできずそれどころか口答えを許さないというスタンスになるのです。
よってビジネスの表現において「否応もない」は、偉い人のことを指せば、口答えすることを許さないという意味で使用され決定したことについては絶対であるという意味になります。