この記事では「お健やかにお過ごしのことと存じます」について解説をします。
「お健やかにお過ごしのことと存じます」とは?意味
大きな病気もすることなく暮らしていると思うといった意味です。
「お健やか」は、「健やか」に「お」をつけて丁寧に表現をしたものです。
「健やか」には、元気に育つさま、丈夫であるさまという意味があります。
「お」は形容動詞につくと、尊敬の意を表したり、丁寧に表現をしたりするものになります。
「お過ごし」は「過ごす」に「お」をつけて、相手を敬う表現にしたものです。
「過ごす」には、暮らすという意味があります。
「お」は動詞の連用形について、その動作をする人に対して尊敬の意を表します。
「存じます」は、「思う」「考える」の謙譲語の「存ずる」に、敬意を表す「ます」をつなげています。
「お健やかにお過ごしのことと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、主にメールや手紙でのあいさつの言葉として使用されます。
手紙は、最初にあいさつ、つぎに主文、最後に結びのあいさつの順で書きます。
この言葉は、最初のあいさつとして用いるものです。
あいさつがなくいきなり用件を伝えると、相手によっては失礼になります。
急いでいるときやおわびの際は別ですが、一般的には季節のあいさつや、相手を気遣う言葉を述べて、その後に用件を伝えます。
「お健やかに~」は相手の体調を気遣うもので、相手を敬う表現をしているので、失礼にはなりません。
病気の人に対しては用いない点に注意をしてください。
病気の人に対しては「お体の具合はいかがですか」などと気遣いを示します。
「お健やかにお過ごしのことと存じます」を使った例文
・『日々変わらず、お健やかにお過ごしのことと存じます』
「お健やかにお過ごしのことと存じます」の返答や返信例
手紙の返事を出すときに、元気なら元気に過ごしていることを伝えます。
体調が悪い場合は正直にそのことを伝えてもよいのですが、相手を心配させないように配慮が必要です。
手紙やメールの主文に対しての返事を重視し、この言葉への返答に悩む必要はありません。
近況を簡単に伝えたり、時候のあいさつを述べたりしましょう。
急ぎの用事の場合は、できるだけすぐに返事を出します。
メールならすぐに伝えられますが、手紙の場合は到着までに時間がかかります。
場合によっては速達を利用するとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、主に手紙やメールであいさつの言葉として使用をします。
相手を気遣う丁寧な表現で失礼にはなりません。
こういった言葉を知っていると、コミュニケーションが円滑になります。
さまざまな言葉があるので覚えておくとよいでしょう。