この記事では「名残り惜しいのですが」について解説をします。
「名残り惜しいのですが」とは?意味
別れるのがつらいのですが、という意味です。
「名残り惜しい」には、別れるのがつらくて、すっきりと思い切れないさまという意味があります。
たとえば、夏休みに大好きなおじいちゃん・おばあちゃんの家に遊びに行ったとします。
楽しいときはあっという間に過ぎてしまい、いよいよ帰るときになりました。
おじいちゃん・おばあちゃんとは別れなければならず、心がすっきりとしません。
このときのさまが「名残り惜しい」が意味するものです。
「ですが」は「だが」の丁寧な言い方です。
「だが」は、前に述べた事柄と後に述べる事柄が反対の内容であるときに用います。
「失敗をしたのだが、よい経験になった」のような使い方をします。
「名残り惜しいのですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、別れをつらく思う気持ちを表す際に使用をします。
たとえば、会食を切り上げるときです。
会食では、おいしいものを食べたり、会話をしたり、一緒にいて心地よい人と同じ時間をすごせたりなど、楽しいときを過ごすことができます。
楽しいときはずっと続いていて欲しいものです。
しかし、いつかは会食は終えなければなりません。
終わるときには、寂しさやつらさを感じることでしょう。
その気持ちをこのような言葉で表します。
また、そろそろお開きにしましょうという意味でも使用をします。
転勤などでその土地や会社を離れるときにも使用をします。
長く住んでいたり、仕事をしていたりする場所には、愛着がわいてくるものです。
そこから離れる寂しさやつらさをこのように表現します。
「ですが」の後には、別れなければならないという意の言葉が続きます。
なお、「名残り惜しい」の「り」の送り仮名は入れないことがあります。
「名残り惜しいのですが」を使った例文
・『名残り惜しいのですが、お開きです』
「名残り惜しいのですが」の返答や返信例
どのような場面で伝えられているのか、「ですが」の後にどのような言葉が続くのかによって、返答の内容が変わります。
会食や会合の場合は、そこでお開きにします。
名残惜しいですが、ずるずると延ばさないようにしましょう。
転勤となる人が述べている場合は、私も寂しいという気持ちを伝えたり、応援している気持ちを伝えたりします。
目上の人に対して「頑張ってください」というのは失礼になるので、応援したいときには「ご活躍をお祈り申し上げます」などの表現をします。
まとめ
この言葉は、別れのつらさを表すものです。
会食や会合を終えるとき、転勤などでその場所を離れるときなどに使用をします。