「お立会いいただきありがとうございました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お立会いいただきありがとうございました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お立会いいただきありがとうございました」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お立会いいただきありがとうございました」とは?意味

「お立会いいただきありがとうございました」は、「その場で一緒に状況を確認してもらった相手に対してお礼を述べる時の丁寧な表現」という意味です。

一つのものごとを、その場に出向いてお互いに確認し合う作業をした後で、挨拶の文章として使われます。

「お・ご~いただく」で一つの謙譲語扱いになる為に二重敬語にはなりません。

「お立会いいただきありがとうございました」の成り立ちや使われるシーン

「お立会いいただきありがとうございました」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「お立会いいただきありがとうございました」の成り立ち

「お立会いいただきありがとうございました」「お立会い+いただき+ありがとう+ございました」で成り立っています。

「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「立会い」「その場にいて物事の成り行きや結果を見守ること」という意味、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「ありがとう」「ありがたい」の連用形、「ございました」は動詞「ある」の丁重語「ござる」を丁寧にした言葉です。

尊敬語と謙譲語、丁寧語が使われていますので、目上の人に使えます。

「お立会いいただきありがとうございました」が使われるシーン

「お立会いいただきありがとうございました」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、引っ越しの際に、不動産の明け渡しの為に、不動産業者が借主と確認した時です。

2つ目は、実験や開幕式などの式典に参加した人にお礼の挨拶を述べる時です。

「お立会いいただきありがとうございました」の言葉の使い方や使われ方

「お立会いいただきありがとうございました」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『先日は物件の確認にお立会いいただきありがとうございました』

引越しする時に、不動産業者が借主と最終的に物件の立会いをする必要があります。

こちらの文章は、不動産業者側から借主に対して使われます。

『実験にお立合いいただきありがとうございました』

化学メーカーのラボなどで、関係者が立合いで実験を行った後にお礼を述べる時に使われます。

「お立会いいただきありがとうございました」の類語や言いかえ

「お立会いいただきありがとうございました」の類語や言いかえは以下の通りです。

「先日はお忙しい中お立合いくださり、誠にありがとうございました」

「いただく」は相手から自分になにかしてもらうことの謙譲語で、「くださる」は相手が自分にしてくれることの尊敬語です。

「誠に」を付けることで、本心からありがたいと思っていることが伝わります。

まとめ

今回は「お立会いいただきありがとうございました」について紹介しました。

「お立会いいただきありがとうございました」は、「相手にその場で一緒に確認してもらったことへのお礼を述べる丁寧な表現」と覚えておきましょう。