「大事に至らず何よりです」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「大事に至らず何よりです」とは?
はじめに「大事に至らず何よりです」の意味を解説していきます。
「大事に」と「至らず」はセットで使う事で「大きな問題にならず」ということを意味する言葉になります。
また「何よりです」は「何よりも嬉しい」を省略した表現になっています。
「大事に至らず何よりです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「大事に至らず何よりです」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司が交通事故にあったと聞いたとします。
しかし、詳しく聞くと、車同士が少し接触しただけでした。
このような場合に「大事に至らず何よりです」と使うとよいでしょう。
自分が相手の無事に安堵している様子を、しっかりと伝えることができるはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、相手にとっての重要性を見誤らないことです。
なぜなら、相手にとって大変な問題だった場合に「大事に至らず」との表現を使うと、怒りを買ってしまう可能性があるからです。
「大事に至らず何よりです」を使った例文
ここでは「大事に至らず何よりです」を使った例文を挙げていきます。
大きなトラブルに発展しなかった場合に、その事象に対する表現として使うのが一般的です。
・『昨日のシステム障害は、大事に至らず何よりです』
・『交通事故の件は、大事に至らず何よりです』
・『今日のクレームは、大事に至らず何よりです』
「大事に至らず何よりです」の類語や敬語での言いかえ
それでは「大事に至らず何よりです」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「大事に至らず何よりです」の類似表現
まず 「大事に至らず何よりです」の類似表現について解説します。
「大事に至らず」は「大事にならず」や「大きな問題にならず」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「大事に至らず何よりです」の敬語表現
つぎに「大事に至らず何よりです」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「大事に至らず何よりでございます」という言い換えが可能です。
この場合は、より丁寧な表現になると言えます。
まとめ
このように「大事に至らず何よりです」という表現は、大きな問題に発展しなかった場合に使える言葉です。
しかし、問題の大きさの感じ方は、個々人で異なります。
そのため、相手に嫌な印象を与えないように、使用する場合は十分に気を付けましょう。