この記事では「言及する」について解説をします。
「言及する」とは?意味
話がそのことにまで触れる、あることに関する事柄まで話題にするといった意味です。
「言及」には、話があることにまで触れるという意味があります。
「言」は、いう、ことば、話すという意味を持つ漢字、「及」はおよぶ、およぼすという意味を持つ漢字です。
「およぶ」とは、物事が続いたり広がったりして、ある範囲や所にまで到達することをいいます。
つまり「言及」とは、話があるところにまで広がって到達するという意味になるのです。
「する」は動作や行為を行うという意味になります。
「言及する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄について話したいとき、話しているなどに使用をします。
たとえば、ある製品の売り上げが芳しくないとします。
なぜそうなってしまったのか、その製品を担当しているものに上司は話を聞きたいと思っています。
その状態を「売り上げが芳しくないことを言及する」といいます。
こういった形で会話の中で使われることはありません。
会話の中では「言及するつもりだ」「言及する必要がある」などの形で使われます。
「する」で言葉を切るのではなく、後に「つもりだ」など言葉を続けます。
自分よりも立場が上の者に対して「言及する」ことはないので、この言葉は上の立場の者が下の立場の者に対して使うことが多いです。
もしも上の立場の者に対して「言及する」ようなことがあったら、失礼になってしまいます。
雑誌やウェブなどの記事では「言及する」の形で使われることがあります。
たとえば、あるスポーツ選手が引退を決意したとします。
記者は引退のことに話を向けました。
そのことを「引退について言及する」のような形で文章中で使用をします。
「言及する」を使った例文
・『先日の○○について言及する』
「言及する」の返答や返信例
何かを問われている立場であれば、尋ねられている事柄に答えます。
相手は実際のところを知りたいので、差し支えない範囲で本当のことを伝えましょう。
曖昧な表現をすると、何かやましいことがあるのではないかと疑われてしまいかねません。
はっきりとした態度で伝えることが、疑われないためには大切です。
問われている事柄について、すぐには答えらえないこともあるでしょう。
その場合は「申し訳ありませんが」など一言添えて、答えるには時間がかかることを伝えます。
まとめ
この言葉は、ある事柄にまで話題が触れることを意味しています。
この形は敬語ではなく、目上の人に対して述べると失礼です。
上の立場の者が下の立場の者に対して使うことが多い言葉です。