この記事では「啓発に努めてまいりました」について解説をします。
「啓発に努めてまいりました」とは?意味
人が気づかずにいるところを教えて、高い知性や理解が身につくように導いてきた、という意味です。
「啓発」には、自分一人では気づかないような事柄を教え、より高い知性や理解が身につくように導くことという意味があります。
「啓発を受ける」のように、受け身の形で使われることが多いです。
「努め」は「努める」のことで、努力をする、ある目的を達成させるために力を尽くすという意味です。
自分のしなければならない仕事をすることや、困難に耐えて何かに励むことをいいます。
「まいり」は「まいる」のことで「行く」の謙譲語、丁寧語です。
「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。
啓発はすでに行ったということです。
「啓発に努めてまいりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを教え導いてきたことを表す際に使用をします。
「啓発」は「自己啓発」「啓発を受ける」など受け身の形で使われることが多い言葉です。
人々に正しい知識を与えることは「啓蒙」ということもできます。
「まいりました」は敬意を表す言い方なので、目上の人に対して述べても失礼にはなりません。
使う場面は、人々に知識や理解が身につくように教え導いてきたときです。
それによって、人々に知識や理解が身についた場合も、身につかなかった場合も使うことができます。
過去や完了の意を表す「た」を使って表現しているので、すでに啓発は行っています。
これから啓発をするのではありません。
この前や後に、啓発を行ったことでどうなったのかを表す言葉がきます。
知識や理解が身につかなかった場合なら、「しかし、理解を得ることはできませんでした」のような言葉が続きます。
「啓発に努めてまいりました」を使った例文
・『長年啓発に努めてまいりました』
「啓発に努めてまいりました」の返答や返信例
それによってどうなったかが伝えられるはずなので、その報告を聞きましょう。
啓発をしてもその努力が実らなかったときには、他のやり方を考える必要があるかもしれません。
どのようなことができるのかを考えていきます。
啓発がうまくいった場合は、行ってきた事柄を認めてあげることで、相手はさらにやる気が高まることでしょう。
今後、どうしていくのかを話し合うこともあります。
まとめ
この言葉は、何かを教え導いてきたときに使用をします。
「ました」なので、すでにその行為は行っています。
啓発をすることはそれほど多くないと思うので、この言葉を使う機会は少ないかもしれませんが、覚えておくと役に立つかもしれません。