「足をお運びいただきましたが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「足をお運びいただきましたが」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「足をお運びいただきましたが」について解説をします。

「足をお運びいただきましたが」とは?意味

わざわざ来てくれたのに、という意味です。

「足をお運び」「足を運ぶ」「お」をつけて、丁寧に表現をしたものです。

「足を運ぶ」には、わざわざ目的の場所に行くという意味があります。

「お」をつけると丁寧な表現になります。

「いただき」「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。

他人の行為によって自分が利益を得ることや、依頼をしてある行為をさせることを意味します。

「まし」「ます」のことで敬意を表す語です。

「た」は過去や完了を意味します。

「が」は前の語句と後の語句が相反するときや、単に前の語句と後の語句をつなげたりするときに使用をするものです。

「足をお運びいただきましたが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手がわざわざある場所にやってきてくれたのに、無駄足になってしまったときに使用をします。

店に客が訪れることで説明をします。

ある客が店にやってきました。

客が店にやってきたのは午後6時10分です。

この店は午後6時が閉店時間なので、客が訪れたときにはすでに閉店していました。

店の中に人がいるので声をかけると、閉店をしているので申し訳ないけれど店を利用できないと、店員が伝えてきました。

この言葉は、そのときに店員が使うものです。

客はわざわざ店を訪れたのに、利用することができず無駄足になっています。

そのことに対して申し訳ないという気持ちを込めて、このような言葉を使用します。

「足をお運びいただき、ありがとうございます」と、まずは来てくれたことに感謝の意を伝え、その後に「申し訳ないけれど」と伝える方法もあります。

出向いてくれたことに感謝の意を伝えることで、相手への気遣いを示すことができます。


「足をお運びいただきましたが」を使った例文

・『足をお運びいただきましたが、○○は中止となりました』

「足をお運びいただきましたが」の返答や返信例

わざわざ目的地に行ったけれど、ある事柄が中止になったなど、無駄足になってしまったときにこの言葉が伝えられます。

お願いをしてもある事柄を再開してもらう、店を開けてもらうなどは難しいです。

無理を言わず、引き下がるのが望ましいでしょう。

時間ができたので別のことをやる、周辺を歩いてみるなどすると、有意義に過ごせるかもしれません。

まとめ

この言葉は、わざわざ出向いてくれたのに、あることができないなどと伝えるときに使用をします。

わざわざ出向くという苦労をしているのに、あることができないと残念に思うことでしょう。

そのため、気遣いを示しながら伝えることが望ましいです。