「苦言を呈する」というビジネス用語の意味・使い方・類語・英語を分かりやすく解説します。
「苦言を呈する」とは?
「苦言を呈する」とは、「主に目上の相手・取引先に対して、その人のためを思って言いにくいその人の問題点を伝えること」を意味しているビジネス用語です。
「苦言を呈する」というのは、「その相手の間違っている部分や欠点を改めてもらうため+その相手との関係性をより良いものにするため」などの目的を持って言う忠告や批判のことを指している文章なのです。
「苦言を呈する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「苦言を呈する」のビジネスでの使い方は、「本当は言いたくないことだけれども、今後のお互いの良い関係を維持していくために敢えて言う指摘・批判」といった意味合い・文脈で使う使い方になります。
「苦言を呈する」は、「本来であれば問題点を指摘しにくい目上の相手(ビジネスのやり取りがある相手)に対して、その相手に改めて欲しいところを直接的に言う場合」に使われます。
使うときの注意点は、「相手に対する一定以上の敬意・思いやり」を持って言わないと関係性が悪化しやすいことです。
「苦言を呈する」を使った例文
「苦言を呈する」のビジネス用語を使った例文を紹介していきます。
・『長い付き合いのある同僚に対して苦言を呈しましたが、彼はその忠告に納得してくれました』
・『自社と大口の契約をしている相手なので、失礼な態度に対して苦言を呈することができずにいました』
・『ビジネス上の付き合いがある相手に苦言を呈するべきか否かの判断は難しいのです』
「苦言を呈する」の類語での言いかえ
「苦言を呈する」という言葉の類語での言い換えを紹介していきます。
「苦言を呈する」の類似表現
「苦言を呈する」の類似表現には、以下のような言い回しがあります。
・『忠告する』
・『諫める』
・『注意する』
「苦言を呈する」の文章は、「相手のことを考えて、相手の問題や落ち度を改めるように忠告すること」を意味しています。
「忠告する」と類似の意味を持つ表現として、「相手の悪事や問題行動をやめるように注意すること」を示す「諫める(いさめる)」もあります。
「相手の問題点・困った言動を指摘してやめるように促すこと」を意味する「注意する」も類似表現です。
「苦言を呈する」の英語表現
「苦言を呈する」を英語で表現すると以下のようになります。
・『give~candid advice』
・『exhort~to』
「苦言を呈する」の文章は、「candid advice(率直なアドバイス・助言)」という熟語を用いて英語で表現することができます。
「~に~するように強く勧める」の意味を持っている「exhort~to」も「苦言を呈する」の意味で使用することが可能です。
まとめ
「苦言を呈する」というビジネス用語を徹底的に解説しましたがいかがでしたか?「苦言を呈する」の意味・使い方・類語・英語について調べたいときは、この記事を参照してみてください。