「私の一存では決めかねますので」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「私の一存では決めかねますので」とは?
「私の一存では決めかねますので」は、自分だけの判断で決定できない場合に使用できる言葉です。
「一存」は「いちぞん」と読みます。
これは、「一人だけの判断」を意味する言葉です。
また、「決めかねる」とは、「決められない」と同じ意味を持ちます。
ただし、「決めたくても決められない」とのニュアンスを、「かねる」という言葉が含んでいるのです。
また、ここでは丁寧語の「ます」を付与しています。
さらに、「かねますので」という語尾にしています。
これによって、前段の内容が理由になっていることを表現するフレーズにできるのです。
「私の一存では決めかねますので」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「私の一存では決めかねますので」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある取引先から商談を持ちかけられたとします。
しかし、あなたには商談に対する決定権がないのでした。
このような場合には、「私の一存では決めかねますので、社内で審議にかけたいと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分だけでは決定できない事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「決めかねますので」の使い方に注意しましょう。
これは「決定しかねますので」と言い換える事もできます。
また、「決定いたしかねますので」のように謙譲語にする事もできるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「私の一存では決めかねますので」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『私の一存では決めかねますので、回答を持ち帰らせてください』
・『私の一存では決めかねますので、社内で判断を仰ぎます』
・『私の一存では決めかねますので、後ほど上司に聞いてみます』
「私の一存では決めかねますので」の類語と敬語での言いかえ
「私の一存では決めかねますので」の類語と敬語を解説していきます。
「私の一存では決めかねますので」の類似表現
この言葉の類似表現には、「私の一存では決められませんので」があります。
「決めかねる」と「決められない」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「私の一存では決めかねますので」の敬語表現
この言葉を、別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「私の一存では決定いたしかねますので」に言いかえできます。
まとめ
このように「私の一存では決めかねますので」は、自分だけの判断で決定できない場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。