「ご訂正ください」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご訂正ください」とは?
「ご訂正ください」は、相手に訂正を求める場合に使用できる言葉です。
「ご訂正ください」は敬語表現です。
ここから敬語を除外すれば、「訂正してくれ」となります。
接頭語の「ご」を使い、尊敬語の「ください」を使用する事で、敬語表現にしているのです。
なお、「訂正」は、「何かを正しくなおすこと」を意味します。
何かを誤った状態から正しい状態にすることを示して、「訂正」という言葉で表現しているのです。
「ご訂正ください」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
この言葉をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるのでしょうか。
たとえば、部長から書類を受け取ったとします。
しかし、その書類からは、多数の誤りが検出されたのでした。
このような場合には、「誤っている箇所を補記いたしましたので、ご訂正ください」と言うとよいでしょう。
このように述べると、誤りを正してほしい事を、上手に言い換えて相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する時には、「ご訂正ください」の使い方に注意するべきだと言えます。
「ください」は、語尾のバリエーションが豊富な言葉です。
「ご訂正くださいますと幸いです」や「ご訂正くださいませ」のように、語尾を変化させる事ができるのです。
このように語尾を変化させる事によって、印象の違う表現を生みだす事ができます。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「ご訂正ください」を使った例文
例文のように、訂正の理由や、急ぎ具合などを付け加えると、自然で分かりやすい表現になるでしょう。
・『多数のミスがあったので、ご訂正ください』
・『誤りを補記しましたので、ご訂正ください』
・『あまり急ぎではありませんが、ご訂正ください』
「ご訂正ください」の類語と敬語での言いかえ
「ご訂正ください」の類語と敬語を解説していきます。
「ご訂正ください」の類似表現
この言葉の類似表現は、「ご修正ください」が挙げられます。
「ご訂正」と「ご修正」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「ご訂正ください」の敬語表現
この言葉を、別な形で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば、「ご訂正いただきたい」のように言いかえ可能です。
なお、この場合は、尊敬語から謙譲語の表現に変化するので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「ご訂正ください」は、相手に訂正を求める場合に使用できる言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。