この記事では「この方向で進めてください」について解説をします。
「この方向で進めてください」とは?意味
話し手が指している行動や方針の通りに進めるようにお願いをする意味があります。
「この」は、人・物・場面を指す言葉です。
話し手に近い物や人、話し手が当面している場面や事柄を指します。
「方向」は進む向き、気持ちや行動が進んで行くところという意味です。
「進め」は「進める」のことで、決まった手順で物事を行うという意味です。
仕事がどんどん進むようにすることをいいます。
「ください」は、動詞の連用形に「て」を添えた形について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「進め」は「進める」の連用形です。
「この方向で進めてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、このまま物事を行って欲しいときや、話し手が示した通りに物事を行って欲しいときに使用をします。
商品のデザインのことで説明をします。
商品のデザインについて、A案とB案があります。
どちらにしようか検討をした結果、A案を採用することになり、採用した方の形で物事を行って欲しいです。
その指示を出すときに、このような言葉を使用します。
「この」は話し手が当面している場面や事柄を表す語なので、「この」が示す事柄はこの言葉を使う前に出てきています。
または、紙などに記載されたものを示しながら伝えます。
そのため、「この」が指すものを聞き手は理解しているはずなのですが、わかりにくいこともあるので、具体的な事柄を示してもよいでしょう。
たとえば「A案を採用する方向で進めてください」といった表現です。
「ください」は命令のように聞こえてしまうことがあります。
しかし、そうする必要があるときには「ください」の表現を用います。
「~ていただけますか」「~てくださると幸いです」などの言い方もあります。
「この方向で進めてください」を使った例文
・『お手数をおかけしますが、この方向で進めてください』
「この方向で進めてください」の返答や返信例
相手が示した通りに物事を進めていきましょう。
どのようにして欲しいのかは伝えられているはずです。
「この」が示すものが何なのかわからないときには、どのような方向なのかを尋ねてください。
わからないままに進めてしまうと、話し手が希望していたものとは違ったことを行ってしまうことになります。
面倒くさがらずに確認をすることが、ミスを防ぐためには大切です。
まとめ
この言葉は、話し手が示す通りに物事を行って欲しいときに使用をします。
「ください」は命令のように聞こえることがありますが、そうして欲しいときにはこのような表現をします。