本記事では、「お足元にお気をつけください」について、その意味やビジネスでの使い方等について、分かりやすく説明します。
「お足元にお気をつけください」とは?意味
「お足元にお気をつけください」とは、「足元が滑りやすかったり、段差があったりする場合に、それに注意してくださいと促す」敬語表現です。
ここで「足元」とは、「足下」や「足許」と表記されることもあり、「 足が地についている所、地面」を意味する言葉です。
また、「足元」と「気をつける」に尊敬の意味を示す接頭辞の「お」が付けられ、また「くれ」の尊敬語の「ください」が使われているので、お客様や目上の人に使っても問題のない敬語表現となるのです。
「お足元にお気をつけください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お足元にお気をつけください」の表現は、目上の人やお客様を案内先導する際に、足元が濡れていて滑りやすかったり、段差がありつまずく恐れがある際に、注意して欲しいと促す表現として使われます。
「お足元」の言葉は、冠婚葬祭で天気が悪い場合に使われる常套句です。
また「お足元にお気をつけください」は、先に記したように、その場にいる人に対して使う言葉ですが、「お足元にお気をつけてお越しください」と「お越し」の言葉を挿入すると、「雨天で足元が悪いので、十分に注意して来てください」との意味になり、来訪される方に電話やメールで伝える場合に使われる表現となります。
「お足元にお気をつけください」を使った例文
・『イベントの日が、雨天になったので会場の会館に入場する大勢の参加者に向け、事故が起きないように、お足元にお気をつけくださいと、何度もアナウンスしました』
・『段差がありますので、お足元にお気をつけてください』
・『下が少々滑りやすくなっていますので、お足元にはお気をつけください』
「お足元にお気をつけください」の言い換えや類似表現
「お足元にお気をつけください」の類似表現としては、「お足元にご注意ください」や「お足元にお気をつけくださいませ」が挙げられます。
また言い換えとして、具体的に足元の悪さを示して、「段差がありますので、ご注意ください」や「滑りやすくなっていますので、十分にお気をつけください」等と表現することも出来ます。
まとめ
「お足元にお気をつけください」とは、「足元が滑りやすかったり、段差があったりする場合に、それに注意してくださいと促す」敬語表現です。