「ご自愛ください」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「ご自愛ください」とは?
はじめに「ご自愛ください」の意味を解説していきます。
「自愛(じあい)」とは「自分を大切にする」という意味があります。
このことから「健康に気を付けて、お体に気を付けて」の意味で「ご自愛ください」と使用されるのが一般的です。
「ご自愛ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「ご自愛ください」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、海外赴任して数年後、日本でお世話になった上司に手紙を書くことになりました。
しかし、その手紙の結びの言葉に困っていました。
手紙など普段書かないため、言葉が出てこないのです。
そのような場合は「どうかご自愛ください」と書くとよいでしょう。
相手の健康を気遣う優しい気持ちが、しっかりと伝わる結びの言葉になるはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、比較的プライベートな文書で使用されるケースが多いことです。
公式文書や口語表現では、あまり使用されないので注意しましょう。
「ご自愛ください」を使った例文
ここでは「ご自愛ください」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、単独で使用すると唐突感があります。
そのため、冒頭に一言添える使い方が一般的です。
また、一言加えたほうが、声に出して読んだ場合のリズム感がよくなるという効果もあります。
・『お体を、ご自愛ください』
・『くれぐれも、ご自愛ください』
・『どうか、ご自愛ください』
「ご自愛ください」の類語や敬語での言いかえ
それでは「ご自愛ください」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ご自愛ください」の類似表現
まず 「ご自愛ください」の類似表現について解説します。
「ご自愛ください」は「お体を大切にしてください」や「健康に気を付けてください」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味は同じになります。
「ご自愛ください」の敬語表現
つぎに「ご自愛ください」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「ご自愛くださいますよう」という言い換えが可能です。
この場合は、断定的に言い切るよりも、相手に対して丁寧な印象を与える効果があります。
まとめ
このように「ご自愛ください」という表現は、手紙などで締めの言葉に使うのは最適な言葉です。
一方で、普段使わないと、なかなか出てこない言葉でもあります。
表現の幅を広げるためにも、積極的に活用していくことをお勧めします。