「ご所望でしたら」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご所望でしたら」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご所望でしたら」について解説をします。

「ご所望でしたら」とは?意味

何かを欲しい、こうして欲しいというものがあるならば、という意味です。

「ご所望」「所望」「ご」をつけて丁寧にした言葉です。

何かを欲しい、こうして欲しいと望むことをいいます。

たとえば「茶を所望する」といった場合は、お茶が欲しいという意味になります。

「でしたら」は、それならば、そうしたらという意味の接続詞です。

接続詞なので、この言葉の後に別の語句が続くことになります。

「ご所望でしたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

相手を敬って使う言葉です。

相手が何かを欲しそうにしているときに使用をします。

たとえば、取引先の人がカタログを欲しそうにしていたとします。

しかし、カタログをくださいとはいいにくいようです。

こちら側は掲載されている商品を売りたいので、カタログをぜひとも受け取って欲しいです。

そんなときに、この言葉を用います。

望むのであればカタログをお渡ししますといった意味です。

何かを提案するときにこの言葉を使用すると、押しつけがましさがありません。

客と店員の間でも使われます。

客が靴を見ています。

どうやら気に入ったものがあったようですが、サイズがあうものがないようです。

客が望むのであれば、ピッタリなサイズがあるかを調べて持ってこようと店員は考えました。

そういったときに、店員から客にこの言葉を使用し、ピッタリなサイズの靴を持ってこようかと提案をします。

相手が望むものは、具体的なものである場合もあれば、形のないものである場合もあります。

こちらから「ご所望でしたら」といったのなら、相手が求めるものをできるだけ用意します。

用意もできないのに、欲しいものがありますかと聞かないようにします。

この言葉は、自分が望むものには使用しません。

たとえば、自分が一杯のお茶を欲しかったとします。

それを「お茶をご所望する」とはいわないのです。

「ご」をつけて丁寧にしているので、自分には使いません。


「ご所望でしたら」を使った例文

・『ご所望でしたら、後ほどお届けします』
・『ご所望でしたら、すぐにでも用意をします』
・『ご所望でしたら、お申し付けください』

「ご所望でしたら」の返答や返信例

欲しいものがあるならと提案をされているので、欲しいものを答えます。

いらないのであれば、いらない旨を伝えるとよいでしょう。

しかし、相手は親切心で提案をしているので、「そんなものはいらない」と強く突き放すいい方はしないようにします。

まとめ

あるものが欲しいとき、こうして欲しいというものがあるとき用いる言葉です。

相手を敬ったいい方になります。