「責任の一端を担う」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「責任の一端を担う」とは?
「責任の一端を担う」は、責任の一部分を受け持つような場合に使用できる言葉です。
「責任」は、「当然実施すべき務めとして引き受けなければならないもの」を意味します。
これは「責める」と「任せる」という動詞が組み合わされて熟語になったものと言えます。
また、「一端」は「一部分」を意味します。
これは「端」という漢字を使用していることから、全体に占める割合が少ないことを暗黙的に表現しています。
この割合が多くなれば「一翼を担う」などの表現に言い換える事も可能です。
なお、ここでは「責任の一端を担う」としています。
「担う」は「担当する」や「受け持つ」を意味する動詞です。
これらのことから、「責任の一端を担う」とは、「当然実施する務めの一部分を受け持つ」のような意味で使用される言葉と分かるのです。
「責任の一端を担う」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「責任の一端を担う」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事にアサインされたとします。
その仕事の一部を、あなたの責任範囲として任されたのでした。
このような場合には、「私も、責任の一端を担うことになりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、全体の仕事の一部を受け持つことを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「担う」の使い方に注意しましょう。
これは、平易な表現になっています。
ここに手寧語の意味を加えれば「担います」になります。
使用する状況によって、語尾を変化させて使用する必要があるのです。
「責任の一端を担う」を使った例文
「責任の一端を担う」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を付け加えて文章を完結させると、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『責任の一端を担うことになりました』
・『責任の一端を担うべきだと思います』
・『責任の一端を担うほうがよいのではありませんか』
「責任の一端を担う」の類語と敬語での言いかえ
「責任の一端を担う」の類語と敬語を解説していきます。
「責任の一端を担う」の類似表現
「責任の一端を担う」の類似表現には、「責任の一端を受け持つ」があります。
「担う」と「受け持つ」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「責任の一端を担う」の敬語表現
「責任の一端を担う」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「責任の一端を担います」に言いかえできます。
まとめ
このように「責任の一端を担う」は、責任の一部分を受け持つような場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。