この記事では「多数設けております」について解説をします。
「多数設けております」とは?意味
たくさんの数用意している、設置している、という意味です。
「多数」には、たくさんの数、物や人などの数が多いことという意味があります。
「多数の贈り物」「多数の来場者」のような使い方をします。
大部分という意味もあるのですが、後に「設けて」と言葉が続いているので、この場合は大部分の意味ではありません。
「設け」は「設ける」のことで、前もって用意や準備をすること、建物や機関などをつくる、設置するという意味です。
「観客席を設ける」のような使い方をします。
「ております」は「~ています」の丁寧な表現です。
「多数設けております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かがたくさん設置されていたり、準備されていたりすることを表す際に使用をします。
「多数」なので、いくつもあるさまを表しています。
いくつの数を多数というのか定義はありませんが、2つ程度では多数とはいいません。
たとえば、話し手側の会社で旅行をすることになったとします。
この旅行を計画する人が決まって、この人がどのような行動をするのか、どこに泊まるのかなどを決めていきます。
旅行に参加する人たちに楽しんでもらおうと、旅行先ではカラオケ大会、果物狩り、バーベキューなど、いくつものイベントを用意しました。
その「いくつものイベントを用意した」ということを「多数設けております」と表現します。
「多数」という言葉を使わずに、設置しているもの、準備しているものの名をあげることもあります。
「果物狩りやバーベキューなど」といった表現です。
「多数設けております」を使った例文
・『楽しいイベントを多数設けております』
「多数設けております」の返答や返信例
多くの人に向かって伝えている場合は、返答をしないことがあります。
返事をする場合は、何を設けているのかによって返事の内容が変わります。
楽しみになるようなことを設けている場合は、「楽しみです」などの返答をするとよいでしょう。
相手は「これなら楽しんでくれるはず」と思っています。
そのため、「私は楽しくないと思う」という意味の言葉を伝えるのは、望ましくありません。
利用できるものを設けている場合は、「使わせていただきます」などの返答をするとよいでしょう。
使ってもらうために設けているはずなので、使わせてもらっても問題ありません。
まとめ
この言葉は、いくつも何かを用意していることや、いくつも設置されていることを伝えるものです。
用意したもの、設置したものを聞き手に使って欲しいときに、主に使用をします。