この記事では「見解を示す」について解説をします。
「見解を示す」とは?意味
物事に対する考えや判断を相手にわかるように伝える、という意味です。
「見解」には、物事についての考えや価値判断という意味があります。
「見」は考え、「解」はさとる、わかる、ときあかすという意味を持つ漢字です。
一時的な思いつきではなく、十分に考えて判断したものを意味します。
政府のような公式な立場のものが使うことの多い言葉です。
「示す」は、相手にわかるように表すという意味です。
言葉で伝えるだけでなく、その他の何らかの方法でわかるようにすることも意味に含みます。
データで示す、行動で示すなどの方法があります。
「見解を示す」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、誰かが何かについての考えを示すことを指して用います。
課長がこれからの方針についての考えを述べるとします。
これから、方針という事柄についての考えを、他の人にわかるように伝えるのです。
そのことを「方針についての見解を示す」といいます。
会話の中では、「示す」で言葉を切るのではなく、「示します」など後に言葉を続けます。
「示す」で言葉を切るのは、新聞やウェブ上の記事などで使われる表現です。
自分の見解を伝えたい場合は「見解を述べさせていただきます」のような表現をします。
「させていただく」は、相手に許しを求めて、その動作を遠慮しながら行う意を表します。
「示す」で言葉を切ると、目上の人に対して失礼です。
他の誰かが見解を伝えるときには、「見解を示すようです」のような表現をします。
誰が考えを伝えるのかによって、「示す」の形が変わります。
この後には、ある事柄についての考えが伝えられます。
「見解を示す」を使った例文
・『部長が見解を示す』
・『○○についての見解を示す』
「見解を示す」の返答や返信例
これから誰かが考えを述べる場合は、その考えを聞きましょう。
疑問があっても、相手が話している間は黙って聞いています。
記者会見などだと、質問を受けつけてくれることがあります。
疑問点があるなら、そのときに質問をしてください。
職場だと、疑問点があっても質問しにくかもしれません。
見解が伝えられたことによって、その後の行動が変わってくることがあります。
上の立場の人からの指示があった場合には、その指示に従って動くことになるでしょう。
まとめ
この言葉は、ある事柄についての考え表すことを意味しています。
自分が「見解を示す」ことにも、他の人が「見解を示す」ことにも使える言葉です。
会話の中では「示す」で言葉を切ることはあまりないので、後に言葉を続けて使うようにしてください。