上がったり下がったり」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「上がったり下がったり」とは?
「上がったり下がったり」は、文字通り「上下すること」を示します。
「~たり」は、少しカジュアルな表現ですが、並列で何かを表記する場合に使用するものです。
二つのもものを並列で表記する場合に、「食べたり、飲んだり」などのように使用するのです。
ここでは、「上がったり下がったり」と「たり」を使用して「上がる」と「下がる」を並べて表現しています。
ビジネスでも「上がったり下がったり」は非常に多くあります。
たとえば、株価、売上高、市場価格など、ビジネスで使用する多くの指標は、常に「上がったり下がったり」しているのです。
「上がったり下がったり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「上がったり下がったり」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、原材料の価格変動が非常に激しかったとします。
原価が高騰すれば利益は減少しますし、原価が下落すれば利益は増加します。
原価が激しく上下動した場合に、事業計画を立てるのは困難になるのです。
このような場合は、「こんなに原材料価格が上がったり下がったりしては、計画を立てられません」と使用できます。
これは、単純に「上下しては」と表現するよりも、豊かな印象で相手に伝わることでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、カジュアルな言葉であることです。
フォーマルな場面では、別な表現方法に言い換えるのがよいでしょう。
「上がったり下がったり」を使った例文
「上がったり下がったり」を使った例文を挙げます。
例文のように、上下動するものを示して使うと、表現豊かな印象になることが分かるのではないでしょうか。
・『株価は上がったり下がったりするものだ』
・『原材料の価格が上がったり下がったりしては困る』
・『売上高が上がったり下がったりで成長に勢いがない』
「上がったり下がったり」の類語や言いかえ
「上がったり下がったり」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「上下動」
「上がったり下がったり」の類語には、漢字で表現した「上下動」があります。
「上がったり下がったりする」は、「上下動する」と言いかえできるのです。
「上がり下がり」
また、「上がり下がり」も「上がったり下がったり」の類語と言えます。
こちらも、上がったり下がったりする」を、「上がり下がりする」と言いかえできます。
まとめ
このように「上がったり下がったり」は、何かが上下動することを表現する言葉です。
単純に「上下動」とするよりもダイナミックな印象になるので、上手に使いこなすとよいでしょう。